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監修:冨澤敏夫(柔道整復師)

リスフラン関節症(足甲の痛み)に効果的なストレッチ

足の甲に強い痛みや不快感を引き起こす

リスフラン関節症は、足の甲に強い痛みや不快感を引き起こすことがあります。スポーツや事故による衝撃が原因で発生しやすいこの損傷は、適切な治療とケアが必要です。今回の記事では、リスフラン関節損傷に効果的なストレッチ方法をご紹介します。これらのストレッチは、痛みの軽減とともに、足の柔軟性と強度を向上させ、再発予防にも役立ちます。日常生活の中で簡単に実践できるので、ぜひ取り入れてみてください。

 

 

1. リスフラン関節症とは

リスフラン関節症は、足の中部に位置するリスフラン関節に損傷が生じる状態です。この関節は足の安定性を保つ重要な役割を果たしており、スポーツや事故などによる強い衝撃や捻挫が原因で損傷することがあります。症状としては、足の甲に強い痛みや腫れ、歩行時の不安定感が現れます。場合によっては、内出血や変形が見られることもあります。

リスフラン関節はどこ? リスフラン関節は、足部(足の甲)に5本の中足骨と足根骨(足の甲の骨)で作られる関節を言います。(写真赤い部分)足の中心になり、第2趾(人差し指)のリスフラン関節は甲の出っ張る部分(甲の一番高い)となる非常に負傷しやすい部位です。

別名は足根中足関節(そっこんちゅうそくかんせつ)と言います。可動性は少ない関節でアーチ状の構造をした関節です。

関節面は、第1楔状骨と第1中足骨、第2楔状骨と第2中足骨、第3楔状骨と第3中足骨、立方骨と第4・5中足骨で繋がれています。

第1楔状骨と第2中足骨基底部(背側)をつなぐ、リスフラン靭帯(写真緑の部分)があります。

1-1. リスフラン関節症の症状と原因

リスフラン関節症の症状には、足の甲に強い痛み、腫れ、歩行時の不安定感が含まれます。原因としては、スポーツによる強い衝撃、事故による捻挫などが挙げられます。特に、足を捻ったり、重い物を足に落としたりした場合に発生しやすいです。

リスフラン関節の痛み? リスフラン関節の痛みむ部位は、甲の出っ張る部分(甲の一番高い)に痛みがでます。それに伴い、第1中足骨と第2中足骨の中間にしびれや痛みも放散します。

大きく分けて二つの原因があり、骨折や脱臼の関節靭帯損傷(怪我)と変形(骨棘形成も含む)や名部組織の変性を起こした変形性関節症があります。

足の甲の腫脹と骨隆起(出っ張り)としびれ痛み

足の甲の腫脹と骨隆起は触診で確認できます。変形が強いと触らなくても視診でも分かるようになります。

足の甲の痺れ痛みは、歩くと痛くつま先立ちで痛みが強くなります。炎症(腫れや血腫)による深腓骨神経を圧迫して、第1中足骨と第2中足骨の間から母趾と第2趾に放散痛が起こることもあります。

リスフラン関節症を引き起こすきっかけ?

リスフラン関節症を引き起こすキッカケ(起因)は、4つぐらいが挙げられます。捻挫や脱臼・骨折の後遺症、偏平足・浮指・開帳足、きつい靴を我慢して履いて、スポーツ活動の慢性障害です。

外傷(捻挫・骨折)

①捻挫骨折

足の歪み

②足の歪み

きつい靴

③きつい靴

スポーツ障害

④スポーツ

①捻挫・骨折・脱臼での後遺症

①捻挫・骨折・脱臼での後遺症 足関節捻挫・脱臼骨折・剥離骨折などでリスフラン関節に損傷が起こると、第1楔状骨と第2中足骨でつなぐ、背側靭帯やリスフラン靭帯など伸びたり切れたりして、関節面が離開して不安定な状態になる。

不安定な状態は、放置すると慢性痛で変形性関節症を引き起こします。

②足の歪みで外反母趾・浮指は要注意

②足の歪みで外反母趾・浮指は要注意 足の機能低下(歪み)で扁平足・浮指・開帳足・外反母趾などが影響して起こります。

拇趾の骨が内側に移動して、リスフラン関節に負担がかかる状態が続きます。この状態で歩く走ることで、関節面は摩耗して変形性関節症へ進行します。

③きつい靴、高いヒールは危険

③きつい靴、高いヒールは危険 女性や男性でもビジネスシューズの、きつい靴(ヒールの高い靴)を無理して履き続けて、リスフラン関節にストレスを加えた結果で起こります。

きつい靴やヒールの高い靴は、足根骨を圧迫するため動きを制限します。体重が乗ると、より圧迫が強いなり関節に負担が加わり起こります。

④スポーツ活動での障害として起こる

④スポーツ活動での障害として起こる フィギュアスケートなどのスポーツ活動で、ジャンプや着地など強い継続的な力が加わり起こります。

特につま先立ちで、捻りが加わる競技は要注意です。競技性に加えて、靴紐の結び方が悪い、靴がきついなど、色々な問題が考えられます。

1-2. リスフラン関節症の損傷と治療法

リスフラン関節症の損傷には、軽度の捻挫から重度の骨折や脱臼まで様々な種類があります。軽度の損傷の場合、安静とアイシング、圧迫包帯、足の挙上などの保存療法が一般的です。中程度以上の損傷では、ギプスやブーツによる固定が必要になることがあります。重度の損傷には、外科的手術が選択されることが多く、関節の整復や固定を行います。

1-3. リスフラン関節症の手術と治癒期間

手術が必要な場合、リスフラン関節の整復および固定を行います。手術後の治癒期間は、一般的に6週間から12週間程度です。この間、足を安静に保ち、ギプスやブーツで固定します。術後のリハビリテーションは、筋力と柔軟性を回復するために重要です。完全に治癒するまでに数ヶ月を要することがあり、症状の再発を防ぐためのケアが重要です。

 

2. リスフラン関節症のストレッチ方法

リスフラン関節症の軽度の症例には、適切なストレッチが痛みの軽減と柔軟性の向上に役立ちます。効果的なストレッチには、足の甲と足首の周囲の筋肉を緩める動作が含まれます。

2-1. リスフラン関節症の軽度症例へのストレッチアプローチ

軽度のリスフラン関節症の場合、足の指をつま先側に曲げたり伸ばしたりするストレッチ、足首を円を描くように回す運動などが有効です。これらのストレッチを毎日数分間行うことで、関節の柔軟性を保ち、痛みを和らげることができます。

 

3. リスフラン関節損傷のリハビリテーション方法

リスフラン関節損傷後のリハビリテーションでは、筋力回復が重要です。

3-1. リスフラン関節損傷後の筋力回復プログラム

リスフラン関節損傷後の筋力回復プログラムには、軽い抵抗運動から始め、徐々に負荷を増やしていくことが含まれます。足の甲や足首周りの筋肉を強化するために、抵抗バンドを使用したトレーニングや足の指を使ったタオル集め運動が推奨されます。

3-2. リスフラン関節損傷のリハビリ期間と運動療法

リハビリ期間は損傷の程度により異なりますが、通常は数ヶ月間にわたります。この間、理学療法士の指導のもと、運動療法を継続的に行います。運動療法には、関節の可動域を広げるためのストレッチ、筋力を回復するためのトレーニング、そしてバランスや協調性を向上させるエクササイズが含まれます。

 

4. リスフラン関節症を予防するための靴の選び方

適切な靴の選び方は、リスフラン関節症の予防において重要です。

4-1. リスフラン関節症リスクを軽減するための靴の特徴

足をしっかりとサポートし、衝撃を吸収する靴を選ぶことが必要です。硬めのソールと良好なアーチサポートを持つ靴は、足の甲と足首を安定させ、関節への負担を軽減します。また、適切なサイズでフィットする靴を選ぶことも重要です。

4-2. リスフラン関節症を予防するためのインソールの効果

インソールの使用は、リスフラン関節への負担をさらに軽減するための有効な手段です。アーチサポートがしっかりとしたインソールは、足の安定性を向上させ、過剰な衝撃を吸収します。特に、スポーツをする際や長時間立ち仕事をする場合には、カスタムメイドのインソールが効果的です。

 

5. リスフラン関節症の根治と再発予防のための継続プラン

リスフラン関節症から回復した後も、再発を防ぐためには日常的なケアが重要です。

5-1. リスフラン関節症リカバリ後の毎日のケアルーティン

毎日のケアルーティンには、足のストレッチや筋力トレーニング、適切な靴とインソールの使用が含まれます。また、過度な負荷をかけないようにするために、適度な休息を取ることも大切です。足を温めたり、冷やしたりすることも、炎症の予防に役立ちます。

5-2. リスフラン関節損傷再発予防のための適切な運動習慣の構築

適切な運動習慣を構築することは、リスフラン関節症の再発を防ぐ鍵となります。低衝撃のエクササイズ、例えば水泳やサイクリング、ヨガなどを取り入れることで、関節に負担をかけずに全身のフィットネスを維持できます。また、日常生活の中で足の使い方に注意し、過度なストレスを避けることも重要です。

靴の選び方・履き方の指導

詳しくは、「正し靴の履き方、選び方」を参考に!

 

リスフラン関節はどこにある?

リスフラン関節はどこ? リスフラン関節とは、足部(足の甲)に5本の中足骨と足根骨(足の甲の骨)で作られる関節を言います。(写真赤い部分)足の中心になり、第2趾(人差し指)のリスフラン関節は甲の出っ張る部分(甲の一番高い)となる非常に負傷しやすい部位です。

別名は足根中足関節(そっこんちゅうそくかんせつ)と言います。可動性は少ない関節でアーチ状の構造をした関節です。

関節面は、第1楔状骨と第1中足骨、第2楔状骨と第2中足骨、第3楔状骨と第3中足骨、立方骨と第4・5中足骨で繋がれています。

第1楔状骨と第2中足骨基底部(背側)をつなぐ、リスフラン靭帯(写真緑の部分)があります。

 

リスフラン関節の痛みとは?

リスフラン関節の痛み? リスフラン関節の痛みとは、甲の出っ張る部分(甲の一番高い)に痛みがでます。それに伴い、第1中足骨と第2中足骨の中間にしびれや痛みも放散します。

大きく分けて二つの原因があり、骨折や脱臼の関節靭帯損傷(怪我)と変形(骨棘形成も含む)や名部組織の変性を起こした変形性関節症があります。

 

足の甲の腫脹と骨隆起(出っ張り)としびれ痛み

足の甲の腫脹と骨隆起は触診で確認できます。変形が強いと触らなくても視診でも分かるようになります。

足の甲の痺れ痛みは、歩くと痛くつま先立ちで痛みが強くなります。炎症(腫れや血腫)による深腓骨神経を圧迫して、第1中足骨と第2中足骨の間から母趾と第2趾に放散痛が起こることもあります。

 

リスフラン関節損傷の原因と症状

リスフラン関節損傷は、骨折や捻挫などで靭帯損傷や剥離骨折です。関節の不安定性が起こるので、荷重時やつま先立ちで足背部の痛み生じます。足部横から圧迫しても痛みがでます。ラグビーやアメリカンフットボールでタックルを受けて倒れこむ際に、足関節が底屈位で固定された状態で足部が外旋方向へ強制されて生じます。

 

どんな症状か、原因は?

リスフラン関節損傷の症状と原因? つま先立ちなどで患部に力が加わることで痛みは増強されます。高所からの転落などの外傷や、スポーツ活動で起こる怪我です。

リスフラン靭帯の損傷により、第1楔状骨と第2楔状骨が離開して関節が不安となります。

発症のメカニズムは、つま先に体重が乗った状態で無理な捻りストレスが加わると受傷のリスクが高くなります。羽生結弦選手が2016年に痛々しく松葉杖を突いていたのもリスフラン関節損傷と言われています。

 

リスフラン関節症の原因と症状

はっきりとした原因がなく、気づいたら足の甲に痛みが起こり治らない症状です。慢性的な痛みで病院でレントゲン検査で異常が見つけにくく、骨に異常が無ければリスフラン関節症と診断されます。

「症」と言われる症状は、原因が定かではないけど痛みがある症状の時に使われるため、痛みを引き起こしている原因には色々な要因が考えられます。

どんな症状か、原因は?

リスフラン関節症の症状と原因? 初期は、長く歩くと足の甲が痛くなり少し休むと痛みがなくなります。徐々に悪化していき、進行すると歩く時はもちろん痛いのですが、休んでも痛みが引かず長く歩いて休んでから、また歩き始めるときに痛みが強く足を引きずるようになります。

第1楔状骨と第1中足骨基部の関節面(また第2楔状骨と第2中足骨)で、変形性関節症などの軟骨摩耗・骨棘形成・靭帯の微小損傷などが起こり、小さな炎症を繰り返しながら悪化していきます。

ヒールを良く履いて長く歩く方(特に中高年)に多いようです。また、捻挫をした際に、リスフラン関節が断裂や伸びて緩み関節が不安定なると慢性痛になる場合もありまます。

病態

リスフラン関節症を引き起こしている病態には3つぐらいに分けらえます。軟骨の摩耗・骨棘形成・骨の変形です。

①軟骨の摩耗では、第1楔状骨と第1中足骨(また第2楔状骨と第2中足骨)で構成される関節内に軟骨が存在しています。この軟骨部分が膝関節などと同じように摩耗(すり減り)します。

②骨棘形成では、軟骨が摩耗すると骨同士が摩擦で削れてきます。そこに骨棘(尖った骨)が形成されます。骨が隆起して出っ張ってくる原因でもあります。

③さらに進むと、骨と骨がぶつかると変形して骨の形が変わってきます。これは、どの関節にも起こる現象です。見た目でも目立つように骨隆起が起こります。

リスフラン関節症を引き起こすきっかけ?

リスフラン関節症を引き起こすキッカケ(起因)は、4つぐらいが挙げられます。捻挫や脱臼・骨折の後遺症、偏平足・浮指・開帳足、きつい靴を我慢して履いて、スポーツ活動の慢性障害です。

外傷(捻挫・骨折)

①捻挫骨折

足の歪み

②足の歪み

きつい靴

③きつい靴

 
スポーツ障害

④スポーツ

 

①捻挫・骨折・脱臼での後遺症

①捻挫・骨折・脱臼での後遺症 足関節捻挫・脱臼骨折・剥離骨折などでリスフラン関節に損傷が起こると、第1楔状骨と第2中足骨でつなぐ、背側靭帯やリスフラン靭帯など伸びたり切れたりして、関節面が離開して不安定な状態になる。

不安定な状態は、放置すると慢性痛で変形性関節症を引き起こします。

②足の歪みで外反母趾・浮指は要注意

②足の歪みで外反母趾・浮指は要注意 足の機能低下(歪み)で扁平足・浮指・開帳足・外反母趾などが影響して起こります。

拇趾の骨が内側に移動して、リスフラン関節に負担がかかる状態が続きます。この状態で歩く走ることで、関節面は摩耗して変形性関節症へ進行します。

③きつい靴、高いヒールは危険

③きつい靴、高いヒールは危険 女性や男性でもビジネスシューズの、きつい靴(ヒールの高い靴)を無理して履き続けて、リスフラン関節にストレスを加えた結果で起こります。

きつい靴やヒールの高い靴は、足根骨を圧迫するため動きを制限します。体重が乗ると、より圧迫が強いなり関節に負担が加わり起こります。

④スポーツ活動での障害として起こる

④スポーツ活動での障害として起こる フィギュアスケートなどのスポーツ活動で、ジャンプや着地など強い継続的な力が加わり起こります。

特につま先立ちで、捻りが加わる競技は要注意です。競技性に加えて、靴紐の結び方が悪い、靴がきついなど、色々な問題が考えられます。

 

リスフラン関節症の痛みに似た疾患に注意します。ガングリオンの形成やリスフラン関節の脱臼骨折、成長期の子供にケラー病などがあります。鑑別が大切な部位なので、整形外科などでレントゲンなど検査した上で、整体院や整骨院に行くようにしてください。

リスフラン関節症は、変形性関節症に似た症状です。原因としては、足のアーチの崩れでリスフラン関節に過剰な負担が加わることが挙げられます。また、外反母趾や浮き指、開張足、扁平足など足の歪みがある場合は、足の整体が必要なため当院に御相談下さい。

 

まとめ

リスフラン関節損傷に対する効果的なストレッチを行うことで、足の柔軟性と強度を向上させ、痛みの軽減と再発予防に繋がります。今回ご紹介したストレッチは、簡単に実践できるものであり、日常的に取り組むことが重要です。継続的なケアと適切な運動習慣を身につけることで、リスフラン関節の健康を維持し、快適な生活を送りましょう。体調に不安がある場合は、専門家に相談することもお忘れなく。

 

 

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

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