アキレス腱滑液包炎をストレッチとマッサージで自分で治すセルフケア
監修:冨澤敏夫(柔道整復師) N2022-08-09 N2023/8/23
アキレス腱滑液包炎をストレッチとマッサージで自分で治す!
アキレス腱滑液包炎とは、アキレス腱の付着する踵付近にある滑液包に、炎症を伴う痛みが起こる病態です。
滑液包とは、滑液で満たされた袋の部分を言います。滑液包は、骨とアキレス腱、皮膚とアキレス腱との衝撃や摩擦から守る働きがあります。
若い女性に多いのですが、男性でも発症します。
初期症状は、かかと後方の赤み・痛み、熱などが認められます。その後、赤く腫れた様子になり、通常の肌色とは違う結節のようになります。
圧痛もあり触れると柔らかい部分ができ炎症を起こします。慢性化すると、滑液包は硬く「たこ」のように、かかとの後ろの骨の腫大してパンプス瘤またはハグルンド変形と呼ばれる状態になります。
発症の初期である急性の時は、アイシングと安静が必要ですが、慢性化したらマッサージやストレッチを組み合わせて、積極的なケアをしていかないと治りません。
この記事では、アキレス腱滑液包炎のセルフケア法を、25年以上の足の専門家がご紹介します。
【動画】アキレス腱滑液包炎のマッサージとストレッチ法
マッサージの力加減やストレッチの動かす方向を詳しく説明しています。図解だけでは解らないイメージを動画を利用してください。。
【図解】アキレス腱滑液包炎のマッサージとストレッチ法
アキレス腱滑液包炎のマッサージやストレッチを図解で解りやすく解説していますので、動画でわかりにくいところは図解を見て正しく行いましょう。
①〜③を1セットとして3セット行う。
①痛む部分とアキレス腱を入念にほぐします。30回(動画参考)
②ふくらはぎを入念にマッサージします。30回(動画参考)
③足首を屈伸させてストレッチします。5回~10回(動画参考)
アキレス腱滑液包炎の痛みを改善させるマッサージ法
アキレス腱をマッサージしてほぐす。
アキレス腱滑液包炎の部分を、手の親指の腹を使って丁寧にマッサージして下さい。滑りを良くするため上下左右に動かすと効果的です。
注意してほしいことは、赤く熱を持ち動かしていないのにジンジン痛む場合は、炎症が強いのでアイシングしてください。
ワンポイント
アキレス腱滑液包炎のマッサージは、強く行うよりも優しく皮膚を動かすように行うと安全で効果的です。そして、アキレス腱と皮膚の滑りを良くするために、運動を入れることで動きが円滑になります。
アキレス腱滑液包炎をマッサージしてほぐす。
アキレス腱滑液包炎の部分を、手の親指の腹を使って丁寧にマッサージして下さい。皮膚を動かすように上下左右に動かすと効果的です。
注意してほしいことは、赤く熱を持ち動かしていないのにジンジン痛む場合は、炎症が強いのでアイシングしてください。
ワンポイント
アキレス腱滑液包炎の部位のマッサージは、強く行うよりも優しく皮膚を動かすように行うと安全で効果的です。そして、皮膚の滑りを良くするために、この後の運動を入れることで動きが円滑になります。
アキレス腱につながるふくらはぎを緩めてください。
アキレス腱につながるふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)を、ほぐして緩めることでアキレス腱への牽引ストレスを軽減させます。アキレス腱を痛める方はふくらはぎの肉離れを起こしやすいです。
詳しくは、 ふくらはぎのマッサージ法をご覧くださいませ。
ワンポイント
最初は小さく動かしますが、動くようになったらふくらはぎが突っ張るぐらい足首を曲げましょう。ゴムチューブやタオルを使い補助的に引っ張るのも効果的です。
アキレス腱滑液包炎の動きを改善させるストレッチ法
足首を曲げ伸ばしで動きを回復させる。
マッサージでアキレス腱が円滑に動くように準備が出来たら、足首の屈伸でアキレス腱をストレッチさせて伸ばします。足指はグーパー運動も入れると効果的です。最初は小さく動かして徐々に大きく動かしていきましょう。
詳しくは、 ふくらはぎのマッサージ法をご覧くださいませ。
ワンポイント
最初は小さく動かしますが、動くようになったらふくらはぎが突っ張るぐらい足首を曲げましょう。ゴムチューブやタオルを使い補助的に引っ張るのも効果的です。
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。
詳しくは、ごあいさつページを御覧ください。
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