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筆者:冨澤敏夫(柔道整復師)N23023/6/18

外反母趾の手術の費用は、保険適用?治療期間は?入院は?

外反母趾で手術をしようかと迷っている方に提案!

ここでは、病院で手術を勧められる前に、ネットで色々な情報を見て、迷っている方に見て欲しいともいます。

 

目次

  1. 外反母趾のレベル別で治療法を選択する
  2. 外反母趾の手術料にはどんな種類があるのか?
  3. 外反母趾の手術費用はいくら?保険適用は?
  4. 外反母趾の入院は、治療期間は?
  5. 外反母趾の保存療法はどんなことをするのか?
  6. 外反母趾の費用はいくら?保険適用は?
  7. 外反母趾の通院間隔と治療期間は?
  8. 外反母趾を知ることで予防が可能になる?
  9. 外反母趾の原因
  10. 外反母趾が悪化すると
  11. やっぱり、外反母趾は予防が大切!
  12. まとめ

 

外反母趾の整体コース

 

外反母趾のレベル別で治療法を選択する

外反母趾の症状レベルは3つに分類できます。外反母趾角が20度以上から外反母趾と診断され、角度20〜30度が軽度、30〜40度が中等度、40度以上が重症と定められています。

手術が適応されるレベルは中等度~重症も範囲ですが、軽度でも稀に手術を勧められる可能性もあるので、安易に書類にサインをしないで数か所の病院に行ってみましょう。

病院以外でも、当整体院のように「足の専門家」がいますので、色々な角度から検討したほうが良いと思います。

 

1)軽度:外反母趾の角度20〜30度

この程度の外反母趾なら保存療法が適応されるのですが、稀に早期対応として手術を勧められる場合があります。

このレベルで私がお勧めする対処法は保存療法です。保存療法の中でも、マッサージとストレッチが痛みを素早く改善させます。その後は足指の機能回復で足の整体やテーピングも効果的でしょう。

この時期は中等度に悪化させないことが最優先され無ければいけません。

2)中等度:外反母趾の角度30〜40度

このレベルでの対応は慎重でなくてはいけません。軽度から中等度に移行した時期(中等度の前期〜中期)であれば、保存療法から試していきます。

また、中等度でも中期〜後期の時期では手術を検討する場合もあります。しかし、外反母趾の手術では、普通に歩けるようになるまで時間がかかるため、十分に検討してから決めましょう。

私がアドバイスする場合は、まず保存療法を試してダメなら手術療法を決断する方が良いと思います。手術は最終手段と考えた方が良いでしょう。

3)重症度:外反母趾の角度40度以上

このレベルになると、親指の曲がり方は極端にひどくなります。中等度~重症度に移行したすぐの時期なら、まだ保存療法から治療を進めていく方が良いかと思います。

しかし、重症度が長期の場合は手術を視野に入れても良いのではないかと思います。

ただ、これも個人の判断で「曲がっていても痛みが無ければ良い」と考えているのなら、保存療法で痛みの改善は可能であるため、一度手術すると、後に引けないため十分話し合って決断しましょう。

 

外反母趾の手術料にはどんな種類があるのか?

手術方法は変形の進行程度によってさまざまですが、一般的に行われる手術は中足骨を骨切りして矯正します。

骨切り術式には、遠位骨切り術、近位骨切り術、骨幹部骨切り術があります。

手術による感染や熱傷、縫合不全などの合併症を引き起こす可能性も否定できないため、事前に医師の説明をよく聞き手術を受けるようにしましょう。

遠位骨切り術

軽度から中等度の症例には、足の中足骨頚部で骨切りで対応します。特徴は日帰りや一泊で負担が少ないため、外反母趾の手術として増えてきているようです。DLMO(デルモ)法もこれにあたります。

DLMO法は足への負担が少なく、術後の翌日から歩行が可能な場合もあります。

通常では1週間程度の療養が必要ですが、歩き回ることが多い方や長く立つ仕事の方は、少し多めに2カ月ほど療養してから、仕事などに復帰が必要です。

近位骨切り術

重度の場合は外反母趾の手術として、近位骨切り術が適応になる場合があります。

足首により近い近位の中足部付近で骨切りする術式です。

手術時間も長く、足に負担がかかるので腫れが数カ月にわたって残り、足が腫れたり痛みが起ったりと、靴が履けない問題点も多く残ることも多いようです。

外反母趾は重度になるほど術式が難しくなります。術式が難しくなるという事は、手術をしても回復まで長期間が必要で、回復の程度も思ったほど良い結果でないことが多く、前もって術後のリスクを理解する必要があります。

骨幹部骨切り術

以前は近位骨切り術に分類されていた術式ですが、最近ではこの手術式を行うことが多く、骨幹部骨切りとして分類されています。

軽度〜重度まで幅広い対応が可能な術式ですが、通常では中等度から重度に対して行う術式です。

他の術式よりも、術後の経過や患者の満足度が高いということもあり、適応例が多くなってきています。

また、術式の難易度が高いため、術者の技術に影響されるため、上手くいかないと痛みが長引く可能性も多いようです。

軟部組織解離術

軟部組織解離術は、軽度の外反母趾に検討される場合があります。外反母趾角は、軟部組織の処置で矯正されます。

 

外反母趾の手術費用はいくら?保険適用は?

病院や術式により費用は変わります。

外反母趾の治療に関しては基本的に保険が適応されます。3割負担の場合、手術費用と入院費用を含めると、片足3〜6万、両足では倍程度と考えましょう。

手術の内容や入院期間で費用は変わるので、必ず医療機関で確認しましょう。

外反母趾の治療を受けた場合、年間で本人、ご家族の医療費が10万円を超えるようであれば確定申告にて還付金が受けとれます。

 

外反母趾の入院は、治療期間は?

入院期間とリハビリ期間は病院や手術の方法によって異なります。

DLMO(デルモ)法は足に負担が少なく、日帰りも可能ですが入院は多くて一泊と考えましょう。歩けるようになるには1〜2カ月程度となります。

近位骨切り術・骨幹部骨切り術の場合は、入院は約1〜4週間ほどで歩けるには2カ月、骨の癒着は3カ月ほどが必要です。

気にならずに歩けるようになるには、1年以上は必要かと思います。

手術をした場合は、仕事や日常生活に長期間の支障があることを念頭におきましょう。

悪化した外反母趾では手術の難易度も高くなり、入院やリハビリの期間は増えること、回復の程度も期待通りにはならないと考えておきましょう。

 

外反母趾の保存療法はどんなことをするのか?

保存療法の中には、運動療法や装具療法・靴の指導や歩き方の修正など切らずに行う方法があります。ここでは、各療法の簡単な説明で分かりやすくお話していきます。

 

靴の指導

靴選びで注意が必要なのは、高価だから良いとは限らない事です。数万円かかり購入しても痛みが軽減しないで、下駄箱の奥に入りっぱなしになっている方が多いようです。

1万円以内で十分で、自分の足のサイズに合わせて靴紐を締めて、履くようにしてください。

出来るだけ外の素材が柔らかいタイプを選んで、外反母趾の当たる部分を軽減させるようにしましょう。

装具療法・インソール療法

外反母趾の治療に使われる装具にはさまざまなものがあり、病院では装具専門の方が来てカウンセリングしながら作成します。後日受け取るのですが、制限はありますが保険が効くため高価ですが、一部返還されます。

インソール療法は、自分に合ったオリジナルのインソールを靴の中に挿入します。期待できる効果は、足の変形を矯正するものです。足を型取り、個人に合わせて凹凸や高さを調整しながら作成していきます。

外反母趾用サポーターや器具

母趾と人差し指の間に挟む器具や、母趾の曲がりを治す器具などがあります。軽症の方に有効な方法で、重症度では効果が期待できません。

サポーターなどもドラッグストアで市販されているので、自分で購入して行うのですが継続してできないなどで効果は実感できません。(実感できないから続かないのか?)

運動療法

外反母趾には運動療法も効果的とされています。運動療法は続けることで効果を発揮するので、毎日実施することをおすすめします。

当整体院では、「外反母趾セルフケア法」のなかで行う運動法を推進しています。

テーピング療法

テーピング法は、ネットで調べるとたくさんの方法が確認できます。目的は外反拇趾の悪化予防が主となります。

上手く巻けば痛みを軽減させる効果も高いです。

注意してほしいポイントは、曲がった親指だけ引っ張って貼るのでなく、開帳足という足幅をサポートするテープも行うことです。

当整体院では「笠原式足裏バランステープ法」をお勧めしています。

 

外反母趾の費用はいくら?保険適用は

外反母趾の保存療法の費用は、病院では保険が適用されますが、整体院や整骨院では自費診療となります。

保険が適応されるので、初回はレントゲンなど検査費用がかかるので、5,000円程度は必要かと思いますが、2回目以降はリハビリなどで1000円以内で可能かと思います。

足底板・靴・装具の作成などで、数万円必要な場合もあるので事前に確認しましょう。

整体院や整骨院では自費となり初回10,000〜15,000円が相場かと思います。2回目以降は、1万円以内が多いともいます。

片足、両足で料金が違う場合やインソール代など追加費用がありますので注意してください。

中には、回数券や数回の整体料金を初回にまとめて支払う場合があるので、トラブルのないように事前に聞いてからが良いでしょう。

当整体院の場合は、初回12,100円で2回目以降は8,800円です。両足でも片足でも費用は変わりません。その他、材料費なども追加費用はかからないためご安心ください。

外反母趾の通院間隔と治療期間は?

外反母趾の治療期間は、各整体院や整骨院で大幅に違いがあると思います。

整骨院では、電気を当てて温めて軽くマッサージの流れが多く、手技での治療時間は少ないため整骨院で多い通院間隔と治療期間は、週2〜3回程度で1年と設定されるでしょう。

整体院では、1回の手技での整体は時間をかけて入念に行うため、通院間隔は1週間に1回、また月1回などが多いようです。治療期間も3か月から半年と短くなります。

当整体院では、3回の通院とセルフケア指導で自分で改善を行うように指導します。それを行うことで、長期通院をしないで済みます。

セルフケアをまじめに行うと、外反母趾の痛みは3週間もかからずに改善されることが多いです。

外反母趾を知ることで予防が可能になる?

外反母趾は、母趾(足の親指)が外側に曲がって変形している状態です。外反母趾角(母趾基節骨と第一中足骨の成す角度)が20度以上で外反母趾と診断され、角度20~30度が軽度、30~40度が中等度、40度以上が重症と定められています。

外反母趾は扁平足や開帳足を合併していることも多く、男女比率は1:10で女性が圧倒的に多いとされています。

足の形には、ギリシャ型(母趾より人差し指が長い)、エジプト型(人差し指より母趾が長い)、スクエア型(母趾と人差し指が同じ長さ)があります。

日本人の70%がエジプト型だといわれていますが、エジプト型は体重をかけたときに母趾の付け根にねじれた力がかかることで、関節が内側に変形して外反母趾になりやすいといわれています。

外反母趾の原因

外反母趾の原因には、先天性と後天性があります。生まれつきの外反母趾の方は原因は遺伝など考えられます。

合わない靴や怪我が原因で起こる後天性では、足の環境が悪い状態で長期生活したことなどが原因になります。

他には、リウマチなど病気が原因で起こる場合もあり、血液検査などで調べることも必要です。

外反母趾が悪化すると

外反母趾で一番大切なことは、悪化させない事です。

悪化すると、足の裏にタコができたり、親指の付け根が腫れて突き出てきて、靴に当たり痛いなど不都合が多くなります。巻き爪の原因にもなるので注意しましょう。

足が痛いと歩き方も悪くなるので、膝・腰などの痛みも引き起こします。

 

やっぱり、外反母趾は予防が大切!

予防の方法は、足に合った靴を履く事、サポートのある靴下を履く、正しい歩き方をするなど注意しましょう。

また、悪化の恐れがある場合は、足指の運動などで足裏の筋肉を鍛えることも重要です。

 

まとめ

外反母趾の治療方法、再発防止のための予防方法をご紹介しましたが、参考になりましたか?

外反母趾は悪化すると、何もしていない状態でも痛みが強く、歩くのが大変になるほど進行してしまいます。

手術療法を行うほどひどくなる前に、整体院での治療を試してみませんか?

さいたま中央フットケア整体院では、外反母趾に対して足のアーチを取り戻し、機能を回復させる治療を提供しています。

さらに、セルフケア方法の指導によって、治ったあとの再発防止のことまで考えた治療で患者様のケアを行います。

北海道から沖縄まで全国から患者様が来院し、喜びの声をいただいております。 外反母趾でお悩みの方は、ぜひさいたま中央フットケア整体院までご相談ください。

 

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外反母趾の整体コース

 

監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

慢性痛の湿布 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

院長の書籍や雑誌掲載
台湾出版の10秒かかと上げで足裏の痛みは消える!|著者は冨澤敏夫

 

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