監修：冨澤敏夫（柔道整復師） 新規投稿2024年8月27日 更新日2024年10月22日

腰の痛みがどこから来ているか分からない方へ

「腰が痛いです。」、そんな方に最適な記事です。

腰痛で悩む方の85％は原因がはっきりしない事実を知っていますか？

腰痛で悩む15％の人は原因がはっきりしていて、手術が必要な場合があることも事実です。

ここでは、単に「腰が痛いです。」といっても、腰痛で悩むけど病院では後回しにされてしまう85％の方々への対処法をご紹介していきます。

 

目次

1. 1.腰が痛いには、特異的腰痛と非特異的腰痛がある！
2. 1-1.特異的腰痛、原因が明らかな15％の腰痛
3. 1-2.非特異的腰痛、原因が定かでない85％の腰痛
4. 2.腰痛を痛む部位と痛む動きで分類
5. 2-1.腰痛の部位
6. 1）左の腰が痛い、右の腰が痛い
7. 2）腰が全体的に痛い
8. 3）腰の真ん中（背骨）が痛い
9. 4）お尻の上の方が痛い
10. 2-2.痛む動き
11. 3.よくある質問
12. Q：腰が痛くなる原因は何ですか？
13. Q：腰が痛い時はどうすればいいですか？
14. Q：腰痛時にやってはいけないことは？
15. Q：腰痛の危険な症状は？
16. 3.まとめ

 

 

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腰が痛いには、特異的腰痛と非特異的腰痛がある！

腰痛は原因が明らかな15％と、原因が定かでない85％に分けられます。

どのような症状で分けられているかを説明していきます。

 

特異的腰痛、原因が明らかな15％の腰痛

原因が明らかな腰痛とは、例えば椎間板ヘルニアや椎体圧迫骨折、脊柱管狭窄症などの明らかに腰痛を引き起こしている原因が存在している場合です。

この場合は、保存療法で改善が出来ない場合は手術療法が適応される場合があります。

 

非特異的腰痛、原因が定かでない85％の腰痛

原因を特定しずらい腰痛は、筋筋膜性、椎間板性、椎間関節性、仙腸関節性など「性」や「症」と病気を特定しない呼び方をします。普通は85％の方を腰痛と呼びます。

 

 

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腰痛を痛む部位と痛む動きで分類

腰痛は痛む場所や痛む動作で、どこが問題になっているかがわかる場合があります。限定は出来ませんが、だいたいの目安は付けられるので、改善させる為に何をすれば良いかが解ります。

 

腰痛の部位

腰が痛くなる部分はだいたい決まっています。腰痛と言っても腰からお尻にかけての広い範囲に痛みが出ます。

1）左の腰が痛い、また右の腰が痛い

腰痛でも右や左の片側が痛くなる場合は、椎間関節性腰痛（椎間関節症）を疑います。

腰の骨も膝や足首と同じように、椎体と椎体をつなぐ関節があります。この部分を椎間関節と呼びます。

椎間関節

椎骨と呼ばれる背骨が連結する関節を言います。 椎間関節の周りには、関節包や神経、筋肉の付着部などが、痛みを感じとる侵害受容器が多く存在するため、圧力や伸張ストレスがかかると痛みが起こります。

 

2）腰が全体的に痛い

腰の狭い範囲で痛むのではなく、広い範囲で痛いと表現します。私が「腰のどこが痛いですか」と聞くと、「この辺、このあたり」「全体的に張っている」などピンポイントで痛むのでなく、全体が痛くなるのが特徴です。

この場合は、筋筋膜性腰痛（筋筋膜腰痛症）と呼ばれます。この場合は、マッサージやストレッチが有効で、痛み止めなどは効かないことが多いようです。

筋・筋膜性腰痛症：腰の筋膜や筋肉に急な強い力、または持続的に負荷がかかることで筋肉筋膜が硬くなり生じる腰痛です。

スポーツ活動で急な強い負荷がかかったケースが原因になることがあります。レントゲン検査では腰痛の部位に異常はないことが多いです。

また姿勢不良で筋肉・筋膜に持続的に負担がかかり、筋・筋膜性腰痛症を発症することもあります。

 

3）腰の真ん中（背骨）が痛い

腰骨の上を指さして「ここが痛い」と腰の骨を指して表現する方もいます。痛む部位は背骨の部分で、棘突起を押すと痛く違和感も感じられます。

棘突起の骨が痛いというよりも、背骨を支える棘間靭帯や棘上靭帯に過剰な力が加わり炎症、部分断裂などが原因で痛みが起っている場合が多いです。

 

4）お尻の上の方が痛い

骨盤の部分が痛いと、ポイントで痛みが出ることが多いです。両側の痛みではなく片側に痛みが出ることが多いようです。

仙腸関節性腰痛（仙腸関節症）に多い症状で、仙腸関節は骨盤にある関節で、緩んだり固まってしまい痛みを起こします。

 

 

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腰の痛む動き

腰を反ると痛い、腰を曲げると痛い、立ち上がる時に腰が痛いだけで判断するのは難しく、動きと痛む部位を合わせて判断します。

前にかがむ際にどこが痛いのか、腰を反らした時にどこが痛いのかで、筋筋膜性、椎間板性、椎間関節性、仙腸関節性かを判断します。

よくある質問

腰が痛いと悩む方々から頂いた質問にお答えしています。同じ疑問を感じている方は参考にしてください。

個々に記載していない疑問がある場合は、お気軽に問い合わせください。

 

Q：腰が痛くなる原因は何ですか？

腰が痛くなる原因は、慢性疼痛と急性疼痛が挙げられます。痛みを引き起こすメカニズムは、急性疼痛では炎症を伴う症状です。慢性疼痛では血行不良から発痛物質が発生して、侵害受容器が興奮して痛みを感じます。

慢性疼痛や急性疼痛が起こる原因としては、筋肉・関節・靭帯などの急な損傷や繰り返す負担が原因です。

 

 

Q：腰が痛い時はどうすればいいですか？

腰が痛い時は、安静にすることが大切です。しかし、痛みが落ち着いたら少しずつ動かしていきましょう。

急性疼痛では炎症があるので、アイシングと固定が必要です。慢性疼痛では、マッサージやストレッチを行うことが良いでしょう。

プロの整体師に施術を受けながら、セルフケア法を指導を受けることをお勧めします。

 

 

Q：腰痛時にやってはいけないことは？

腰痛を強く発症しているときは、やってはいけないことがあります。熱いお風呂に入ることや、強いマッサージを受けることは避けましょう。

座る時も骨盤を立てるように正しい姿勢で座るようにしてください。

寝方も仰向けよりも横向きの方が楽です。重いものを持つ、かがむ動作はしばらくは避けましょう。

 

 

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Q：腰痛の危険な症状は？

腰痛で危険な症状は排尿障害が現れている時です。この場合は神経圧迫が強く起っているので病院へ行きましょう。

内臓関係から腰痛を引き起こすこともあり、病院で検査を受けることをお勧めします。

 

 

まとめ

腰が痛い場合は、どんな時に、どの部位に痛みが出るのか腰痛のタイプ別に考えることが大切です。

腰痛のでる部位や動きで、ある程度の症状の予測ができるため、どんな原因で痛みが出ているのかが見当つきます。

しかし、断定はできないため仮説を立て、整体後に検証をして慎重に対応していきます。

腰が痛いと悩んでいるなら「さいたま中央フットケア整体院」の腰痛整体コースを参考にしてください。

さいたま中央フットケア整体院では、25年以上の臨床経験を持つ院長が腰痛・腰の痛みの整体コースを設けて、皆様の体のサポートをさせていただいています。

さらに、セルフケア方法の指導によって、自宅で出来る技術を身に着けて欲しいと患者様のアフターケアも行っています。

腰痛・腰の痛みの整体コースを選ぶなら、ぜひ腰痛・腰の痛み整体コースを参考にしてください。

 

 

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監修：冨澤敏夫（柔道整復師・整体師）

「１０秒かかと上げで足裏の痛みが消える！」（KADOKAW）、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える！」（現代書林）のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の１年間の連載も好評でした。

 

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