膝蓋下脂肪体炎の原因と治し方、症状と予防法|さいたま中央フットケア整体院
膝蓋下脂肪体炎の原因と治し方、症状と予防法
膝蓋下脂肪体炎とは、膝のお皿(膝蓋骨)の下に膝蓋骨と脛骨をつなぐ腱があり、その深層に脂肪組織の膝蓋下脂肪体があります。
立ち上がる時や膝の曲げ伸ばしに膝のお皿の下が痛くなる。また、膝のお皿の下を押すと痛いなどの症状があります。この部位が炎症が起こると、膝蓋下脂肪体炎が発症します。
変形性膝関節症と合併して起こることもありますが、変形がまったく無くても単独で起こります。レントゲンではわからない痛みの一つで、MRIやエコーでわかります。
膝を強く打つなども原因の一つと考えます。スポーツ活動や膝をついての作業が多いなども発症の原因になります。
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)やオスグッド・シュラッター病の鑑別も大切です。
この症状が起こる年齢層は、10代からどの年代にも起こり得ます。男女比も少ないと報告されていて、原因が見つけにくいため見逃されやすい症状です。
慢性化すると1年以上も膝の下の部分が腫れ、さらに触ると痛い、服がこすれるだけで痛いというアロディニア症状も翌日には消失していました。
アロディニア症状は、通常は痛みを感じないような刺激でも、強い痛みとして感じてしまう異常な感覚をいいます。
こんな膝の痛みや不調で悩んでいませんか?
膝の曲げ伸ばしにでの痛みや立ち上がる時に痛い。
膝下が常に腫れていて押すと痛い。
夜寝ている時も布団が膝に当たると痛い。
膝を床に着くと痛く、しばらく痛みが続く。
どこへ行っても、何をしても改善しない痛み。
膝蓋下脂肪体炎を改善させるには、原因や他の治療法との違い、予防法などを知るK所とが大切です。
目次
膝蓋下脂肪体炎とは
膝蓋下脂肪体炎
膝蓋下脂肪体炎とは、お皿の下(膝関節とお皿の間)に存在します。血管が多く存在して、痛み炎症が起きやすい組織に炎症が起きた状態を言います。
慢性と急性があります。1ヵ月以上も痛みが引かない場合は慢性痛と判断してください。
症状は階段の昇り降りで、お皿に「ズキ」と刺さるような痛みが出ます。
原因としては、膝蓋下脂肪体に炎症が起きている急性痛の場合と、膝蓋下脂肪体が炎症を繰り返すことで、硬くなる線維化現象が起こり痛みを過敏に感じる場合があります。
痛みに過敏になるとは、痛覚過敏症やアロディニアを言いますが、慢性的な痛みのため神経組織に異常感覚が起こった状態をです。
良く耳にするモヤモヤ血管も問題と言われています。
症状
膝蓋下脂肪体炎はお皿の下の圧痛が確認できる。
膝蓋下脂肪体炎は、膝の曲げ伸ばしや立ち上がる際に痛みを感じます。膝下の腫れている部分を押すと痛いです。
変形性膝関節症に伴い起こる場合がありますが、単独でも発症します。痛みが強い時は歩くだけでも痛くなります。
原因
膝蓋下脂肪体炎の原因は膝の不安定性も大きな原因に?
膝関節の不安定性(グラグラ)など、膝への負担が膝蓋腱の奥にある脂肪体を刺激して炎症を引き起こすと考えます。
その他では、膝を強くついた際に起こす、スポーツ活動の膝の曲げ伸ばしなども原因となります。
こんな方は注意してください。
筋力低下で膝に負担。
使いすぎ膝を酷使する。
膝の内側へ歪む負担。
膝蓋下脂肪体炎の痛みは慢性痛も深く関係している。
痛みには急性痛(急性疼痛)と慢性痛(慢性疼痛)があり、急性疼痛はあきらかな組織損傷がみられ、慢性疼痛は組織損傷は定かでないが痛みが起こります。慢性疼痛は、それ自体が病態でるのでアプローチも整体が有効と考えています。
慢性痛の病態は、血行不良などによる発痛物質の発生です。新生血管が増えることで痛覚過敏にもなるので、マッサージやストレッチは有効と考えます。
膝蓋下脂肪体炎は慢性疼痛を知れば改善のヒントがある。
慢性疼痛は3つの状態が複雑に絡み合っている
侵害受容性疼痛
怪我や病気をきっかけに慢性化して、痛みが長期的に継続してしまう状態で、血行不良や浮腫みなどで発生する発痛物質により、侵害受容器が反応してしまう状態です。
炎症も侵害受容器で起こる反応で、変形性関節症、リウマチ、片頭痛、がんの痛みが分類されます。
神経障害性疼痛
神経自体が損傷して痛みを発生させて、怪我で神経を痛めた後遺症や帯状疱疹後の痛み、脳梗塞の後遺症、糖尿病性疼痛もこの分類です。
病気や怪我で神経を傷つけた痛み、坐骨神経痛、神経再生時の痛みなどが分類されます。
中枢機能障害性疼痛/心因性疼痛
心理的な影響で痛みを強く感じたりするので心因性疼痛とも言われていましたが、最近では脳が関係していることがわかり中枢機能の異常と言われています。
線維筋痛症、うつ病、原因不明の疼痛もこの分類です。
病院(クリニック)での治療法
病院での治療法には、電気・牽引・薬が一般的です。
病院での治療法は、検査(レントゲン・MRIなど)から始まります。電気療法や温熱療法の保存療法で経過観察していきます。
保存療法には、主に低周波治療・超音波治療などがります。リハビリとして運動療法も行われ、ストレッチや筋力強化などで対応しています。
ペインクリニックでは、ブロック注射なども行われています。体外衝撃波なども行われる病院がありますが、一般的には、電気療法と薬や湿布など処方されます。
予防法
根本原因を改善することが予防につながる
膝蓋下脂肪体炎を予防するには、何をすれば良いかを考えてみましょう。原因を考えてみると予防の方法も見えてみます。
悪化させないこと進行を食い止めて、改善できる環境を積極的に作っていきます。そして膝の筋力強化を行い負担に負けない膝関節を作ります。
膝蓋下脂肪体炎の痛みが強い時やってはいけない運動など
膝蓋下脂肪体炎の痛みが強い時には、注意してほしいことが何点かあります。下記の運動や日常生活での姿勢に注意してください。
大股で早歩き運動
階段上り下り運動
膝を長く曲げる
膝蓋下脂肪体炎の整体コースの特徴
当院の施術の特徴は、症状に特化した技術で部位全集中で行います。理由は早く確実に改善させるためです。
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膝蓋下脂肪体炎は膝関節の不安定性に原因があります。筋力低下はもちろんですが、下半身の安定性を高めることが優先されます。
膝の筋肉のマッサージとストレッチと骨盤矯正が決め手!
膝の筋肉をマッサージでほぐして緩める。
膝の可動域をストレッチで動かして緩める。
骨盤と腰椎下部を矯正をして調整する。
当院の膝関節の整体法は、私が考案した「膝関節温存メソッドの整体施術」です。膝関節温存メソッドの整体施術は、筋肉を徹底的に緩めることが主体です。緩めることで得られる効果は、膝関節部分の圧力が低下して圧迫ストレスが軽減し、動いた際の【衝撃】と【摩擦】の骨・軟骨損傷の原因を改善できます。
マッサージの技術
マッサージは、膝関節痛に関係している筋肉(深部筋群・臀筋・大腿筋膜張筋・腸腰筋)へアプローチします。膝関節が悪い方は、腰の問題も強く関係しているため腰の調整も行います。
患者様の声「こんなに膝関節を集中的にやってもらえたのは初めてです。・・・すごく軽くなりました。」
ストレッチの技術
ストレッチは無理に動かすのではなく、膝関節のジョイント部分の圧力をマッサージで軽減させてから、ストレッチに移るので、安全に整体ができるので安心して受けてください。
患者様の声「このストレッチは気持ちいいですね。・・・・なんかスッキリしました。」
膝関節の運動技術
マッサージとストレッチで緩まった膝関節を、正常な可動域を回復させるために適切な方向に動かしていきます。無理に動かすのではなく聞きながら施術するため安心してください。
患者様の声「こんなに動くんですね。・・・・・動かないと思っていました。」」
セルフケアの詳細の詳細
当院の膝関節の整体法は、私が考案した「膝関節温存メソッドのセルフケア法」です。膝関節温存メソッドのセルフケア法は、痛み・動き・筋力の改善を目的にプログラムしました。誰でもできるように簡単な方法なので挑戦してください。
痛み改善法(マッサージとストレッチ)
マッサージは痛みを軽減させる方法としては優れています。膝関節のマッサージポイントは4か所です。ストレッチも組み合わせると効果があり3~5動作で行います。
患者様の声「そうそう、そこを押してました。・・・すごく軽くなります。」
動きの改善(可動域拡大法)
動きの改善には可動域拡大法を使います。動きは2動作~4動作で構成されていますが、膝関節の状態により導入の種目が変わります。
患者様の声「この動きなら続けられます。・・・・こんなに動くなんて嬉しい。」
中殿筋・小殿筋の筋力改善
筋力強化は膝関節周辺の筋肉が緩んでから行います。改善には順序があり、緩む前に行うと痛め悪化の原因になるからです。
患者様の声「筋トレを頑張っていました。・・・・痛みが強くなった原因だった。」
通院のイメージ
当院には【本気で改善を願う方が来られると思う】ので、基本形として3週間3回(1週間に1回)の来院をお願いしています。
理由は、1回の施術効果が薄れる前に2回目の施術をすることで、施術の効果を最大に引き出します。
※遠方(泊りでないと来られない方)の方は、3日間(3回)のプログラムで行います。(近隣の方でも遠方のプログラムで来院も可能)
よくある質問(Q&A)
膝蓋下脂肪体炎で手術を薦められていますが、整体で改善できますか
はい、整体で改善できます。手術は最終手段として考えてください。それからでも遅くはないです。予防法も大切になるため、筋力強化やニーイン(膝が内側に歪む)などの改善が必要です。
高額なサポーターや高いインソール(足底板)でも治りません。
大丈夫です。当整体院では高額なサポーターやインソール(足底板)など購入させません。整体は手技のみで行い、セルフケアを指導して自宅で膝のケアが出来るように指導していきます。頻繁に通わせたり回数券を買わせることは致しません。ご安心ください。
膝によいストレッチや運動を整形外科で教えてもらいましたが
してはいけない運動などもあり、私と整形外科の視点は違うところもあります。ただ、膝蓋下脂肪体炎にはストレッチや筋トレなどの運動は必須です。整形外科で「歩きなさい」と指導される方がいますが、これも膝の症状の時期が適切かを判断しないと逆効果になります。その辺は丁寧に分かりやすく指導しますので、ご安心ください。
膝の痛みが治った「喜びの声」
1年以上も膝が痛く腫れがひかない症例
足裏の痛みで当整体院に来院した際に、治らない膝を整体した症例。運動はしていない女性で膝(お皿)の下が腫れて押すと痛いのが、1年以上も改善しない症状が、3週間で腫れが引いて痛みが軽減しました。整体の補助として、階段や歩くなどの負担を軽減させる晒しを使用した圧迫固定を行いました。(院長の解説)
口コミを見てきました。来てよかったです。
膝が歩くだけでも痛く、階段では痛みが強いので注意して生活していました。どこ行っても改善できないので諦めていましたが、たまたま逆の足裏に痛みが出てきたら、膝も一緒に見てもらい3週間で腫れが引いて痛みも階段でも痛みはよくなりました。足裏の痛みもなくなりきてよかったです。【30代女性の声】
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。
さいたま中央フットケア整体院の紹介
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