足裏のタコの治し方とセルフケア法|さいたま中央フットケア整体院
足裏のタコの治し方とセルフケア法
足裏のタコ(胼胝)とは?
足裏のタコ(胼胝)は、角質の増殖して皮膚の表面が厚く硬くなることです。原因は、持続的な圧ストレスと摩擦です。
足のサイズに合わない靴や、間違った履き方で足自体の変形などの構造的・物理的な問題が生じて発生することが多いです。
足裏のタコ(胼胝)とうおのめ(魚の目)の違いは、うおのめ(魚の目)は厚くなった皮膚の中心に芯(核)があり痛みを伴います。
足裏のタコ(胼胝)は、芯(核)はなく痛みも伴いません。(稀に痛みを伴う場合もあります。)
症状は、歩く際に異物感で、痛みや違和感があります。硬い床や靴底が薄い靴を履いて歩いた時などにも異物感で、痛みや違和感が起こります。
中には、安静時でも「ちくっ」と刺すような鋭靴よい痛み一瞬起こり、余韻でチクチクと痛む場合があります。
これは、皮ふの浅い部分での感覚神経に痛みを感じている状態で、よく似た症状では針で刺されたときや、皮膚を小さくつねるときの痛みに似ています。
病院以外でも痛む足裏のタコのケア方法はあります。主な方法は、足浴で温かいお湯に塩を加え約15〜20分ほど足を浸けることで、皮膚の硬さを和らげることができます。足のタコを柔らかくし、取り除きやすくすることができます。
次に保湿クリームやローションでケアすることで、皮膚を柔らかく保ちます。保湿することで皮膚の再生が促進され、症状の改善が期待できます。
また、市販の薬やグッズなどもありますが、使用する際には、使用方法をよく読んで、正しく使用するようにしましょう。
ただし、痛みが強く炎症を起こしている場合や、強引に剥いて(削って)出血や化膿している場合は、専門の施設を受診することをおすすめします。
~追伸~
市販薬や病院で使用る皮膚軟化薬(サリチル酸製剤)は、角質層を柔らかくして剥離させる方法ですが、やり方が正しくないと正常な皮膚まで剥離しますので注意してください。
目次
- >足裏のタコの治し方
・ 足裏のタコの治し方・ 足裏のタコのセルフケア法- >足裏のタコの予防法
・ 足裏のタコの適切な靴の選び方や履き方- >足裏のタコの原因
・ 直接の圧力や摩擦・ 歩行や姿勢の問題- >民間療法によるタコの治し方
・ 一般的な民間療法の紹介・ 足裏のタコを民間療法で治す注意点- >医療機関とセルフケアの比較
・ 治療費や期間の違い- >よくある質問
Q: タコとイボの区別は出来ますか?Q: タコは1度治しても、繰り返しまたできますか?Q: どこへ行けば治してくれますか?- >まとめと注意点
足裏のタコの治し方
足裏のタコは、靴などの圧迫や摩擦によって皮膚の角質が固くなったものです。足裏のタコができると痛みや不快感(異物)を感じることがあります。タコを治すには色々な方法があります。
足裏のタコがあまりにも痛い場合や、糖尿病などの持病がある場合は、皮膚科に相談することをおすすめします。
医療機関での足裏のタコ治療法
足裏のタコは、皮膚科で治療を受けることができます。皮膚科では、以下のようなものです。
医療機関での足裏のタコの治療は、自己処置では治りにくいタコや痛みが強いタコに有効です。ただし、糖尿病などの持病がある場合は、自己処置ではなく皮膚科に相談することが必要です。
足裏のタコのセルフケア法
足をお湯に浸すなどして足裏のタコを柔らかくします。皮膚が柔らかくなると、タコを削りやすくなります。
市販の専用のカッターやヤスリなどを使って、角質を取り除きます。最初から深く削らずに、徐々に削り、痛みを感じないように注意しましょう。
削った後は必ず保湿クリームやワセリンなどで保湿して、皮膚を柔らかく保ちましょう。保湿する目的は、足裏のタコが再発しにくくするためです。
ハイヒールやサイズの合わない幅の狭い靴(緩い靴)は避けて靴を選びます。インソールやパッドを使用して、圧迫や摩擦を防ぎます。
足裏のタコの予防法
足裏のタコは、皮膚が圧迫や摩擦によって固くなったものです。足裏のタコを予防するには、摩擦や圧迫を除去することが必要です。
対策としては、足に合ったサイズや素材の靴を選びます。靴が緩すぎたり、硬すぎたりすると、足に負担がかかります。中敷きやパッドを使って、足の形に合わせて調整するのもおすすめです。
靴下を履いて靴と足の間の摩擦を減らしましょう。靴下は、汗を吸収してくれるので、足の乾燥を防ぎ衛生面にも効果的です。
乾燥した皮膚は、足裏にタコができやすくなるので、クリームやワセリンなどで、足の保湿をして足の皮膚を柔らかく保ちましょう。
足のアーチを正常に整えるために、足のグーパー運動をする。足の指(小指、親指)を広げたり、物をつまんだりする動きで、足指や足裏の筋力を鍛えます。足の筋力が低下すると、足裏の衝撃吸収機能が低下して、足裏のタコができやすくなります。
足裏のタコの適切な靴の選び方や履き方
足裏のタコは、靴などの圧迫や直接の刺激、靴の中で足が動くことでの摩擦が原因となります。足裏のタコを予防するには、履物に気をつけることが必須です。
足裏のタコがよくできる部位は、指の付け根、指先、中足骨の部分です。
履きものではハイヒールは、ヒールが低いものを選びつま先が極端に狭いものは選ばないようにしましょう。工夫してインソールやパッドを使用することでアーチをサポートし、一点に集まる圧迫や摩擦を除去することができます。
靴の選び方については、次の点に注意をしてください。
足裏のタコの原因
足裏のタコは、色々な要因が重なり原因となり発生します。特に靴などの圧迫や直接の刺激、靴の中で足が動くことで生じる摩擦が原因が多く、歩行や姿勢の原因も考えられます。足裏のタコができる部位は、指の付け根、指先、中足骨の部分です。
直接の圧力や摩擦
足裏のタコは、靴などの圧迫や直接の刺激、靴の中で足が動くことで生じる摩擦が原因となります。特に中敷きが硬いビジネスシューズやハイヒールなど、また先のきつい靴、狭い靴なども足裏や足指のタコができます。
歩行や姿勢の問題
姿勢や歩行の問題がタコの原因になることもありますが、直接の関係が不明のためはっきりとは言えませんが、原因になることもあると考えておきましょう。まずは履物から改善して、それでも改善しない場合は、姿勢や歩行にも注意していきましょう。
民間療法による足裏のタコの治し方
民間療法での足裏のタコの治し方や注意事項をご説明いたします。
一般的な民間療法での足裏のタコの治し方
民間療法による足裏のタコの治し方は、主に以下のようなものがあります。エビデンス(科学的根拠)はないため、参考程度にしてください。
酢は、足裏のタコの角質を柔らかくする効果があります。足裏のタコの部分に酢を塗って、ラップをして放置します。1日2回程度、数日間続けると、徐々に足裏のタコが柔らかくなってきます。
にんにくには、抗菌・消炎作用があります。にんにくをすりつぶして、足裏のタコの部分に塗ります。1日2回程度、数日間続けると、足裏のタコの炎症が治まり、痛みや違和感が軽減されます。
レモンには、ビタミンCやクエン酸が含まれており、角質を柔らかくする効果があります。レモンを絞って、足裏のタコの部分に塗ります。1日2回程度、数日間続けると、足裏のタコが柔らかくなってきます。
トマトに含まれるリコピンには、抗酸化作用があります。トマトをすり潰して、足裏のタコの部分に塗ります。1日2回程度、数日間続けると、タコの炎症が治まり、痛みや違和感が軽減されます。
重曹には、角質を柔らかくする効果があります。重曹を水で溶かして、足裏のタコの部分に塗ります。1日2回程度、数日間続けると、足裏のタコが柔らかくなってきます。
これらの民間療法は、足裏のタコの症状を軽減したり、治癒を早めたりする効果が期待できますが、必ずしも効果があるわけではありません。また、足裏のタコが大きく、痛みや違和感が強い場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
足裏のタコを民間療法で治す注意点
民間療法を行う際には、以下のことに注意しましょう。
また、民間療法と併せて、タコの原因となる歩き方や靴の履き方を見直すことも大切です。正しい歩き方や靴の履き方をすることで、タコの再発を予防することができます。
医療機関とセルフケアの比較
足裏のタコを治療する際に、医療機関とセルフケアでは、どのように違うのかを解説いたします。
治療費や期間の違い
足裏のタコを治療する際に、医療機関では保険が適用されるため、3割負担で受けられます。セルフケアでは、もちろん無料(材料費はかかるが)で行えるため、費用は掛かりませんが、即効性がなく、改善に時間がかかる可能性があります。またアプローチを間違えると、逆に悪化させる可能性もあるため注意してください。
よくある質問
ここでは、患者様から聞かれた質問を掲載していきます。
Q:タコとイボの区別は出来ますか?
イボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起こる皮膚病です。表面は盛り上がっていたり、凹凸があったりして、ざらざらしています。血管が黒い点々のように見えることもあります。痛みや違和感を感じることもあります。
足裏のタコは、足の裏や指の腹などの同じ場所に繰り返し圧力がかかることで、皮膚の角質が厚くなり、盛り上がったものです。表面は黄色っぽく、なだらかに盛り上がっています。痛みや違和感を感じることもあります。
注意が必要なことは、イボと足のタコ(胼胝)、うおのめ(魚の目)の区別をします。イボはウィルス性であり病院へ行かないと改善しません。難治性のウイルス性のイボ「尋常性疣贅」は、早めに病院へ行きましょう。
ただし、見た目や症状だけでは、タコとイボを完全に区別することは難しい場合もあります。確実に区別したい場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
タコとイボの治療は、原因によって異なります。タコは、原因となる圧力を減らすことで自然に治ることもあります。また、市販薬や医療機関で処方される薬で治療することもできます。イボは、ウイルスを殺す薬や、レーザー治療などの外科的治療で治療します。
Q:タコは1度治しても、繰り返しまたできますか?
タコの原因は局所に起こる圧迫や摩擦です。負担が集中する部位におこるため、その原因を改善しない限りは、1度タコをなおしても繰り返し発生します。
できるだけ原因と考えられることを、排除していく努力をしましょう。そうすれば、タコが再発しない環境が作れます。
Q:どこへ行けば治してくれますか?
タコは病院(皮膚科)でも、フットケア施設でも可能です。病院では医療行為として、タコをカミソリやメスなどで削ります。また薬剤を使用して柔らかくしたりもします。
フットケア正接では医療行為はできないため、削る専用マシーンを使用したり、やすりで削るなど行います。
どちらが良いかは一概には言えませんが、タコは原因が無くならない限り、再発するため予防が大切です。予防法などを指導してくれる施設を選ぶと良いでしょう。
まとめと注意点
足裏のタコには色々な方法で治療が出来ますが、注意することも多くあるため、良く調べて専門家からのアドバイスをもらいながら、足裏のタコのケアを行いましょう。
足裏のタコの自己治療の限度
足裏のタコは、足の裏の皮膚が厚く硬くなった状態です。歩行や立ち仕事などで繰り返し同じ部位に負荷がかかることで、角質が厚くなり、タコのようになります。
足裏のタコの自己治療には、ファイルややすりなどで角質を削る。角質軟化剤を塗って、角質を柔らかくして削る。市販のテーピングやサポーターを使って、タコの部分への負荷を軽減する。
軽度の足裏のタコや、痛みや炎症がない場合であれば、ある程度の効果が期待できます。しかし、以下のような場合には、自己治療では限界があります。
タコは大きく、痛みや炎症がある。足裏のタコが硬くて、ファイルややすりなどで削るのが難しい足裏のタコが深く、神経や血管を圧迫している。
早期治療の重要性
歩行や立ち仕事の方は、足裏の角質が厚くなり始めていると感じたら、早めにケアを始めることが大切です。
足裏のタコ(胼胝)、魚の目(うおのめ)のコース
当院のフットケアコースは、熟練の技術で安心・安全に施術していきます。再発を引き起こさないためにセルフケアの方法も指導していきます。
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監修:冨澤美智子(フットケア、整体師、鍼灸師)
こんにちは!フットケア担当のmichikoです。私は、足の健康をサポートし、快適な日常生活を提供するために尽力しています。
私の使命は、すべての患者様が健康で快適な足を維持できるようサポートすることです。足のケアは、全身の健康と直結しており、正しいケアを行うことで生活の質が大きく向上します。特に、糖尿病患者や高齢者の足のケアには特に力を入れております。
足のタコやうおのめ、巻き爪、肥厚爪、陥入爪、高齢者の爪切り、爪が自分で切れないなどの、足のトラブルでお悩みの方は、お気軽に相談をして下さいませ。
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