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筆者:冨澤敏夫(柔道整復師)

巻き爪はワイヤーでの矯正がおすすめ!

10年以上前からワイヤー矯正を専門に行ってきました。巻き爪は放置しても改善するものではなく、爪が巻く状態を改善させたら、再発をしないように予防をしていかなくてはいけません。

当院では、安全第一に考えたワイヤー矯正法で、多数の軽度から重度までの症状を改善させてきました。

この記事では、当院が行ってきた代表的なワイヤー矯正の方法をご紹介します。巻き爪を改善するワイヤー矯正を選択肢にいれていただければ幸いです。

 

目次

  1. ワイヤー矯正の手順
  2. ワイヤー矯正のメリット
  3. 症例
  4. よくある質問

 

ワイヤー矯正の手順

 

爪の掃除

爪の掃除ゾンデという器具を使い、爪の溝を確認すると共に隙間に入り込んだ角質などのゴミを掃除します。

巻き込んだ爪の痛みや、良くない切り方で尖った爪が肉に食い込んでいるなど、痛みの原因を確認します。

 

爪の隙間にワイヤーを掛ける

爪の隙間にワイヤーを掛ける爪の溝の確認と角質の除去が出来たら、次はワイヤーの引っ掛ける位置を探します。どの部位にテンションを掛けると効果的かを確かめながら行います。

出来るだけ爪の付け根部分にワイヤーをつけたいのですが、痛みなどが出ない安全な部位を探しながら行うため、付け根ではなく先端にワイヤーを装着する時もあります。

 

ワイヤーの中心を締め上げて開かせる

ワイヤーの中心を締め上げて開かせる両脇の爪にワイヤーを引っ掛けたら、次は中心部分を締めあげ専用のワイヤーで、両端の爪を引き上げていきます。

この時にテンションの掛け方が、強すぎると爪が割れてしまう恐れがあるので、慎重に少しづつテンションをかけていきます。ご安心ください安全第一で施術していきます。

 

特殊なジェルで固めて完成

特殊なジェルで固めて完成最後は、最適な位置に巻き上げたワイヤーの無駄な部分をカットします。カットした部位は危険なため、特殊なジェル(接着剤)でカバーしていきます。

ブルーライトを使用してジェルを固めますが、一度乾くと頑丈に剥がれないため、お風呂に入っても、ワイヤーが取れることはありません。

 

ワイヤー矯正のメリット

巻き爪のワイヤー矯正でのメリットは、どんなタイプの爪の巻き方でも、安全に一定の効果が出せることです。

そして、プレートよりも装着期間が長くできるので、来院の頻度が少なく済みます。

爪の一点にワイヤーを掛けるので、爪を痛めることなく生活が出来ます。

温泉やプールも装着して入れるので、生活の制限もなくストレスが少ないでしょう。

効果については、下記の症例を参考にしてください。

 

症例

当院が多数の症例を経験してきて、特に印象的な巻き爪の改善例をご紹介いたします。

改善の期間や程度は、個人差がありますので参考程度に確認してください。詳しくは、無料でのメール相談を行っていますので、画像を貼付して送ってください。

反り上がって巻いた爪も改善

反り上がって巻いた爪も改善

 

強く巻き込んだ爪もワイヤーなら素早く改善

強く巻き込んだ爪もワイヤーなら素早く改善

 

両側が巻き込んで肉を挟んだ状態も改善

両側が巻き込んで肉を挟んだ状態も改善

 

硬く脆い爪も安全に改善

硬く脆い爪も安全に改善

 

よくある質問

来院された方が疑問に思ったことに回答している内容です。参考にしてください。

 

Q:痛みはどのくらいで無くなりますか?

ワイヤー矯正は、巻き込んだ爪の部分を引っ掛けて持ち上げるので、痛みはその場で無くなります。

痛みが少し残るとしたら食い込んだ爪で肉を傷つけてしまい、炎症が起こってしまうと、炎症が改善されるまで痛みが続くことがありますが、巻き込んだ爪は改善されるので、激痛は無くなり鈍い痛みは少し残る可能性があると思います。

 

Q: 矯正の期間は長くかかりますか?

痛みは素早く改善されますが、爪が巻き込んだ状態が改善されるには3か月から6か月は必要と考えてください。通院回数にすると3回から5回程度です。

痛みが無くなれば良いと考えている方もいますので、矯正期間は相談しながらすすめていきます。

矯正されても、爪が巻く環境が改善されていないと再発する恐れがあるので、爪の切り方や靴の選び方、履き方にも注意してください。

 

Q:ワイヤーを着けていてもスポーツは出来ますか?

サッカーなどの指先に衝撃や圧力がかかるスポーツはやめておいた方が良いでしょう。水泳など指先をぶつけるようなことがないスポーツなら大丈夫です。

しかし、靴の摩擦でワイヤーが緩む場合があるので、靴のサイズの選び方には注意してください。

 

Q:.ハイヒールを履いてよいのでしょうか?

巻き爪の原因に、つま先のきつい靴を長期に履き続けていたことがあげられます。巻き爪を改善させるには、靴い靴(ハイヒール)などの先が細い履物は避けて欲しいです。

どうしても履きたい方は、靴の選び方に注意してください。履いてつま先立ちになった時に、指先がグーパーと動かせるぐらいのゆとりがあるサイズと、先の素材が柔らかいハイヒールを選んで下さい。

 

Q:ワイヤー矯正しているときの爪切りはどうすればいいですか?

来院されたときに、爪切りも同時に行い整えるので心配はいりません。爪の伸びが早い方は、一度自分で爪を切っていただきますが、切り方も御指導しますのでご安心ください。

 

Q:靴下やストッキングにワイヤーが引っかかる心配はないですか?

当院のワイヤー矯正法は、爪にしっかり装着され引っ掛かることはありません。 カットしたワイヤーの部分も特殊なジェルでカバーしますので、カットした部分が飛び出して、靴下やストッキングに引っ掛かることはないためご安心ください。

 

Q: 通院はどれくらいの間隔ですか?

初回来院してから1か月後に一度来院していただきます。その後は2ヵ月に1回のペースで来院をお願いしています。

ワイヤー矯正は爪が伸びてくると一緒に、ワイヤーも爪に合わせて移動します。根本に装着したワイヤーは、2か月後には先端に移動します。

矯正力は来院時に装着した時が一番高いので、2か月後には矯正力が弱くなってしまい効果が薄れてきます。

効果が薄れる前に、再度根元にワイヤーを装着することで、矯正力が強くなり改善も早くなります。

 

Q:ワイヤーが外れてしまう心配はありますか?

激しく装着部分を圧迫したり擦れたりすると、ワイヤーが外れることがあります。

2か月以上も装着したままだと、ジェル(接着剤)の効果も弱くなり劣化して割れてしまうこともあります。

気になっているワイヤー部分を、強くいじっているとグラついて外れやすくなります。

ワイヤーが外れてしまったら、ゆっくり外してください。ワイヤーを持参して来ていただければ、ワイヤー装着後1週間以内であれば無償対応いたします。

 

 

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