HOME >足首の整体コース >足首・足が痛い原因と症状について|症例が多いものから解説します
筆者:冨澤敏夫(柔道整復師)N2023-01-07 R2023/10/10

足首・足が痛い原因と症状について|症例が多いものから解説

足首・足の痛みを引き起こす原因となる病態を一覧で解説しています。原因を知ることで、どこの医療機関にいけば良いかがわかり、解決の手助けになると思います。

色々な病態がありますが、それぞれに特徴があります。症状・痛む部位などを参考にして、足首・足の痛みの原因を理解してください。

最後によくある質問(Q&A)もご用意しています。私が25年のキャリアの中で、良く受けた質問に回答しています。自身の悩みと他の方の悩みが一緒など参考になると思います。

目次

  1. 足関節捻挫(足関節靭帯損傷)
  2. 足底腱膜炎
  3. 外反母趾
  4. 偏平足
  5. 痛風
  6. 変形性足関節症
  7. 捻挫・骨折の後遺症
  8. 足関節不安定症の原因
  9. 足関節拘縮(硬いガチガチ)
  10. プロネーション(回内)障害
  11. インピンジメント症候群
  12. 特発性距骨壊死(無腐性壊死)
  13. 距骨離断性骨軟骨炎
  14. 足根管症候群・足根洞症候群
  15. 腓骨筋腱炎
  16. 距骨下関節症
  17. Q&A

 

足関節捻挫(足関節靭帯損傷)

足首の捻挫は、内側に捻って外側の靭帯(前距腓地名帯)が損傷して、外くるぶしの前や下あたりに痛みや腫れが起こります。

足関節捻挫(足関節靭帯損傷) 足関節の外側にある外くるぶし付近に、痛みと腫れや熱感が起こります。損傷レベルは3段階で、1度は靭帯が軽く伸びた状態、2度は靭帯の一部が切れた状態、3度は靭帯が完全に切れた状態で分けられます。骨折をともなうこともあります。

スポーツの時や日常の歩いて段差でつまづいた時、階段や段差を踏みはずした時などに捻ります。足首にはたくさんの靭帯がありますが、特に「前距腓靭帯」を受傷することが多いです。

治療

受傷時の数日はRICE応急処置で、安静、アイシング、圧迫(装具、弾性包帯、ギプスによる固定)、挙上(足を心臓より高くする)が大切です。病院では、消炎鎮痛薬と物理療法も行います。完全断裂で不安定さが強い場合には、手術が必要になることがあります。

病院の選び方は、理学療法士による運動器リハビリテーションで、筋力や柔軟性の向上を目的としたストレッチや筋力増強トレーニング、日常生活やスポーツにおける動作指導などを行い、症状の改善と再発予防に強い施設を選びましょう。

当整体では、病院とはアプローチが違いますが、手技としてはマッサージとストレッチを中心に、痛み・動き・筋力の回復を行っていきます。特に後遺症の改善に強いので、足首の長期の痛みはお任せください。

 

足底腱膜炎(足底筋膜炎)

足裏に存在する線維組織の足底腱膜に炎症が起きて、歩いていると足裏が痛くなります。スポーツや立ち仕事などで、足の裏に持続ていきな強い負荷が続くと発症します。

足底腱膜炎(足底筋膜炎) 足裏(かかとや土踏まず)に痛みが起こります。つま先立ちやかかとを着くと痛みます。特徴は、歩き始めは痛く歩いているうちに痛みが軽くなっていくことが挙げられます。指で押すと痛くしこりを感じる時もあります。

足底腱膜とは、足指の付け根から踵に繋がる線維組織で、足底腱膜が繰り返し引っ張られ圧迫さて損傷します。スポーツや立ち仕事で原因になりますが、加齢による足の機能低下も考えられます。履いている靴が硬かったり、硬い床を靴下で歩いている場合なども影響している時があります。

治療

受傷初期はRICE応急処置で、安静、アイシング、圧迫(装具、弾性包帯、ギプスによる固定)、挙上(足を心臓より高くする)も有効です。病院では、消炎鎮痛薬と物理療法も行います。靴や足底板(装具)も検討されます。痛みが引かず骨棘が原因している場合は、手術が必要になることがあります。

当整体では、病院とはアプローチが違いますが、手技としてはマッサージとストレッチを中心に、痛み・動き・筋力の回復を行っていきます。特に後遺症の改善に強いので、足首の長期の痛みはお任せください。

 

外反母趾(親指の付け根)

足の親指(拇趾)が外側に曲がり、付け根の関節が内側に隆起し痛みがお起ります。靴が足に合わないことがおもな原因で、特に中高年の女性に多くみられます。

外反母趾(親指の付け根) 足の親指(拇趾)が外側に「くの字」に曲がり、付け根の骨がバニオン(二次的滑膜包)が形成され飛び出して痛みます。歩いていると隆起した付け根の骨と靴が擦れて痛みが強くなります。腫れや赤みが特徴で、足の裏にタコができる場合もあります。

多くの原因は足に合わない靴です。特にハイヒールによって外反母趾になる女性が多いのが確かです。ハイヒールなどの細い靴を履いていなくても起こることがあります。その他の原因としては、足裏の筋肉が弱り成人性扁平足・肥満なども影響します。

治療

受傷初期はRICE応急処置で、安静、アイシング、圧迫(装具、弾性包帯、ギプスによる固定)、挙上(足を心臓より高くする)も有効です。足の親指の変形は自然治癒しません。病院では、痛みをともなう場合は消炎鎮痛薬と物理療法も行います。痛む部位にパッドや装具療法を行い、靴や足底板も必要になる場合もあります。

当整体では、病院とはアプローチが違いますが、手技としてはマッサージとストレッチを中心に、痛み・動き・筋力の回復を行っていきます。特に後遺症の改善に強いので、足首の長期の痛みはお任せください。

 

扁平足

足の裏が平べったく、土踏まずがなくなった状態です。内側のくるぶしが腫れて痛くなることがあります。

扁平足 偏平足は内側のくるぶし周囲の痛みや足の裏の痛みが挙げられます。その他、足がむくむ・疲れやすい、歩きにくいといった症状もでてきます。生まれつきの偏平足は問題になりにくいですが、成人型偏平足は痛みを伴うことが多いです。

原因としては、足アーチを支える筋肉が運動不足や加齢により低下すると考えられます。また、肥満や足に合わない靴も影響しています。

治療

病院では足底板(インソール)などの装具療法のほか、靴や靴下を考える場合もあります。予防が大切で、筋力低下を引き起こさないように、普段からの運動は必要です。

当整体では、病院とはアプローチが違いますが、手技としてはマッサージとストレッチを中心に、痛み・動き・筋力の回復を行っていきます。特に後遺症の改善に強いので、足首の長期の痛みはお任せください。

 

痛風

血中の尿酸が関節で結晶化することで、関節炎を引き起こし激痛が突如おこります。多くは足の親指の付け根で、男性が多いです。

痛風 足の親指の付け根が赤く腫れて突然痛みます。風が当たるだけでも痛いなど、歩けないくらいの激痛が走ります。他にも足首・膝・手首に症状が出ることもあります。

暴飲暴食が原因にありプリン体の摂取量が多すぎたり、プリン体が分解されてできる尿酸が尿から排出されず、血中の尿酸が増加して発症します。プリン体とはビールなどアルコール飲料に多く含まれています。肥満だけでなく、激しい運動も起因になります。降圧利尿剤が影響したり、体内で尿酸が過剰に作られ影響される場合もあります。

治療

食生活の改善など、生活習慣の修正が必要になります。過度な運動は症状を悪化させるため注意してください。痛みが強い場合には、病院では、消炎鎮痛薬の服用・局所麻酔剤・ステロイドの注射を行います。薬物療法(内服)として、尿酸の生成を抑える薬や尿酸の排出を促す薬が使用されます。一度なると再発もあるので食生活・生活習慣の改善は大切です。

 

変形性足関節症

変形性にはレベルがあり、手術も急ぐ必要はなく、保存療法から始めましょう。

変形性足関節症 変形性足関節症は、足関節の軟骨がすり減り骨・軟骨に変形が起こり、痛みや動きの制限(可動域制限)が起こります。

症状は初期(ステージ1)では外観で診ても分かりにくいですが、悪化(ステージ2以上)すると関節が見た目でわかるほどに変形して腫れて見え、明らかに曲がっている足関節を認めます。

主な症状は足関節の可動域の減少です。動きが制限されるため曲げにくく伸ばしにくい症状が出てます。痛む部位は、内くるぶし付近や外くるぶし付近で、変形の場所により足首前面・後面にも起こります。

痛み方は、動かし始めに強い痛みが出て少し歩いていると痛みは緩和します。進行すると足を着くたびに「ズキン」と痛みます。

治療

初期は整体院や整骨院が理想です。進行した場合は一度病院へ行き、骨折などが無ければ整体院や整骨院に行きましょう。

選び方は、足専門で足に詳しい医療機関が良いです。電気して湿布などでは改善しないため、しっかりマッサージやストレッチなど行い、予防のため筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

3週間(1週間に2回の頻度)で、通っていても回復が見られない場合は、勇気をもって病院を変えてください。

 

捻挫・骨折の後遺症の原因

捻挫・骨折の後遺症は、術後のリハビリ不足や予後不良などに発生して、慢性痛で痛みがいつまでも続きます。

捻挫・骨折後遺症 捻挫や骨折の後遺症は、数年・数十年後に現れることが多く、軽い捻挫でも甘く見ないでください。

後遺症とは、慢性痛を引き起こしている状態があり、足首不安定性で関節が緩くなる、または硬直(動きが固まっている)が起きる、腫れが引かない痛が取れないなどの症状が主にあります。

主な症状は、変形性に近い足関節の可動域の減少です。動きが制限されるため曲げにくく伸ばしにくい症状が出てきます。痛み部位は、内くるぶし付近や外くるぶし付近で足首前面や後面にも起こります。

痛み方は、やはり変形性に似た動かし始めに強い痛みが出て、少し歩いていると痛みは緩和します。進行すると足を着くたびに「ズキン」と痛みます。いつも腫れているようなに見えますが浮腫んでいることが多いです。

治療

整体院や整骨院が理想です。病院では再手術を勧められたり、骨に異常が無ければ様子を見るしかないので足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

足関節不安定症の原因

足関節不安定症とは、足首のグラグラ感が強く歩く際に不安定を感じます。

足首不安定性 足関節不安定症は足首が緩い状態を言いますが、女性や子供は緩いことが多い【緩い=悪い】ではないので心配しないで下さい。

問題は捻挫を繰り返すなど、明らかに日常生活やスポーツ活動に支障を起こすことにあります。

主な症状は、グラグラした感じや力が入らないなどがあります。それに伴い痛みが出てくるので、歩きずらいことが挙げられます。

痛み方は、強い負担がかかるときに足首の奥に「ズキン」と走るような痛みが出ます。階段を降りるときや坂道などは症状が強く出ます。痛む部位は、本人もはっきりしないので、「この辺が痛い」と表現します。

治療

この症状は、足に精通した施設で診てもらうことをお勧めします。なぜなら、原因不明などと言われてしまい、治す方法が無いと言われるからです。レントゲンでもわからず医者を困らす症状の一つです。

病院よりも整体・整骨系の足に特化した施設を選びましょう。

 

足関節拘縮(硬いガチガチ)の原因

足関節拘縮とは、足の不安定性というよりも関節が動きにくく固まった感じが主訴になります。

足関節の拘縮 足関節拘縮して硬くなる原因には色々あり、捻挫・骨折の後遺症や、生まれつき足首が硬い、ふくらはぎの筋肉が硬くなり起こる場合などです。

病院などで検査しても骨に異常がなく、原因不明と言われて医療施設を転々とすることで、悩んでいる方が多いです。

主な症状は、変形性に近い足関節の可動域の減少です。動きが制限されるため曲げにくく伸ばしにくい症状が出てきます。痛み部位は、内くるぶし付近や外くるぶし付近で足首前面や後面にも起こります。

痛み方は、やはり変形性に似た動かし始めに強い痛みが出て、少し歩いていると痛みは緩和します。進行すると足を着くたびに「ズキン」と痛みます。いつも腫れているようなに見えますが浮腫んでいることが多いです。

治療

整体院や整骨院が理想です。病院では再手術を勧められたり、骨に異常が無ければ様子を見るしかないので足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

プロネーション(回内)障害

プロネーション(回内)障害とは、歩行や走行の際に必要以上に足首が、内側に倒れる状態を言います。

プロネーション(回内)障害 プロネーション(回内運動)とは、歩行やランニング時に足の着地に起こる足関節の正常な動きを言います。障害とは過剰な回内の動きが痛みを引き起こしている状態です。

原因は筋力的な問題や生まれつき足関節が柔らかい、また捻挫・骨折の怪我の後遺症などが考えられます。

主な症状は、歩く時に足首が内側に倒れる様子があります。それに伴い内側(内くるぶし)に痛みを引き起こしたり、外くるぶしに痛みが起こる場合もあります。走ると内側に倒れる症状が強くなります。

痛み方は、内側に倒れ込む時に「ズーン」と痛み、歩き終わった後などに「ズキズキ」するなど起こります。あまり歩かない時期は痛みが出ないこともあり、痛い時に病院へ駆け込むことが多いです。

治療

病院ではインソールや中敷き・足底板など処方されます。ただ効果があるかは個人差があり、効果が無い場合は逆に足裏が痛くなるなど、痛みも現れるので注意してください。

私のお勧めは、手技で施術をしてくれる場所です。特に足の障害を得意とした整体院・整骨院に通いましょう。

 

インピンジメント症候群

インピンジメント症候群とは、前方と後方に現れる症状ですが、側方にも起こると考えます。

インピンジメメント症候群 インピンジメント症候群は、前方型と後方型があります。骨の衝突や滑膜・靭帯などが挟まると時に起こる痛みと可動制限を言います。

前方の場合は、足首を曲げた状態の時に起こり、体重をかけて足首が曲がらない足首の前方やや内側が痛いと訴えます。後方の場合は、足首を伸ばした時にアキレス腱の付近や奥の方に痛みや可動制限が見られます。放置される方がいますが、坂道や登山がしたいのなら治した方が良いでしょう。

スポーツではサッカー・水泳や踊るバレエなどの障害に多いです。

原因は、骨棘形成・滑膜や軟部組織の肥厚・三角骨の発生などがあげられます。繰り返す過剰な曲げ伸ばし動作や捻挫。骨折の怪我の後遺症が考えられます。

痛み方は、挟むるような痛みやぶつかるような痛みで、「ズキ」「ビリ」とした感じです。

治療

整体院や整骨院が理想です。病院では再手術を勧められたりしますが、最初は保存療法で行い、どうしても無理なら手術をすることも視野に入れましょう。やはり足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

特発性距骨壊死(無腐性壊死)

無腐性距骨壊死とは、距骨に血流障害などが原因で骨が壊死して潰れてきて痛みがでます。

特発性距骨壊死 特発性無腐性壊死は距骨に多く発生します。距骨は表面は軟骨に覆われて血行が良くなく骨折などの外傷後に発生することがありますが、特に原因がなく壊死することが特発性無腐性壊死です。

体重を支える土台となる骨で壊死部分が陥没して痛みが発生します。歩行が困難になり跛行して歩くこになります。

距骨壊死に関しては、副腎皮質ホルモンの使用,アルコール多飲,高脂血,高尿酸血),全身性エリテマトーデが関連していると考えられています。

主な症状は、足首の荷重が加わった時に足首の奥の方に「ズキン」と強い痛みが起こります。急になるのではなく徐々に関節内では起こっていたので、痛みが出るときは進行している時です。速やかに病院へ行きましょう。

治療

整体院や整骨院ではなく、病院でしっかり調べてもらってください。この場合はMRIなど検査して、距骨の壊死が発見できます。その後は荷重をかけないように松葉杖など借りて、しばらくは安静が必要です。

 

距骨離断性骨軟骨炎

距骨離断性骨軟骨炎とは、スポ―ツ活動をしている子供に多く、外傷の影響も考えられます。

photo 運動負担が多くなる中学~高校生ぐらいに多く発生します。両足に発生するよりも片足に起こるようです。

骨軟骨が剥がれ分離して悪化すると関節内に遊離します。剥がれ始めの場合は、しばらく安静・免荷(体重をかけない)でだけでも修復できます。

初期の場合は、軽度の違和感でスポーツ活動は出来ますが、進行すると足首が慢性的に腫れて体重荷重時に深部(足首奥)に痛みを訴えます。

スポーツ活動を休むと症状は軽減しますが、再開すると痛みや腫れが再発します。原因には色々ありますが、捻挫を繰り返すをこで発生することが多いようです。

主な症状は、荷重の痛みです。運動する子供に多い症状で、関節内で遊離した軟骨組織が痛みを引き起こします。痛み方は「ズキン」と足が着けないくらい痛いことが多いです。

治療

整体院や整骨院でなく病院に行きましょう。しっかり調べてもらい、手術(内視鏡)で遊離した骨片を取り除くことも有効な治療法です。

 

足根管症候群・足根洞症候群

足根管症候群とは、足首の内側のくるぶしの下や足底・足指に放散する痛みが起こる。

足根管症候群 足首から下・足指・足裏がジンジンと痺れ痛みを起こします。原因は内くるぶしの後方・下を通る後脛骨神経が圧迫されて起こります。

後脛骨神経は、足根管という狭い管を通ります。この部分で何かの狭窄・圧迫障害が起こると発生します。

この部分を叩いたり押したりすると、その部分に痛みがあったり足裏にしびれが起きたりします。

原因としては、合わない靴・捻挫骨折後の後遺症・ガングリオンなどあります。その他、関節リウマチや単なる浮腫みも考えます。

足根洞症候群とは、足首の外側のくるぶしの下や踵の外側、足甲の外側に痛みが放散します。

足根洞症候群 足根洞症候群は、足根洞という足関節の外側に存在し踵骨と距骨の間の空洞の溝で、この部分に問題が起こり痛みが発生します。

原因は内反捻挫などの外傷後の後遺症などが多いです。捻挫の際に洞の周辺に血腫が起こり瘢痕や線維化が痛みを引き起こすと考えます。

主な症状は、足首周辺の違和感が多いようです。痛みよりも違和感です。ただ、本当に足根管・足根洞症候群であることが少なく、単なる血行不良などの原因であることも多いので、足に精通した機関を選んで通いましょう。

治療

整体院や整骨院が理想です。病院で調べてもらい改善しない場合は、整骨院や整体院で足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

腓骨筋腱炎

腓骨筋腱炎とは、足首の外くるぶしの後方に痛みが起こる腱炎です。

腓骨筋腱炎 走ることが多いスポーツに発生しやすく、踵を上げる働き(つま先立ち)をするときに腓骨筋に痛みが起こります。

腓骨筋腱は、外くるぶし後方で急に角度が変化し大きな負担がかかる部分です。運動(特に走る)で繰り返す足首の動きにより起こり、オーバーユースの一種でもあります。

主な症状は、外くるぶしの下(後方)に痛みがでます。足首を伸ばした時に痛みが出るので、階段の降りる着地の足に強い力が加わったとき、ジャンプ時の瞬間や着地なども痛みがでます。

治療

整体院や整骨院が理想です。病院では手術を勧められたりしますが、まずは保存療法で行いましょう。十分に保存療法で改善する例はたくさんあります。足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

距骨下関節症

距骨下関節症とは、距骨と踵骨で関節で痛みが起こる症状を言います。

距骨下関節症 距骨下関節とは、足関節の距骨と踵骨で構成される関節で動きの少ないことが特徴です。凸凹の道や斜めに傾いた路面でランニングで負担がかかります。

踵の奥が痛い、アキレス腱の奥が痛い場合は、距骨下関節の急性痛・慢性痛の可能性があります。

主な症状は、踵を上げた時に「スキン」と痛む、足首を外側に倒して体重をかけた時に痛みなどです。捻挫の後遺症で起こりやすく、症例としては斜めの路面を走って起こる場合もあるようです。

治療

整体院や整骨院が理想です。足専門で詳しい場所を選んでいきましょう。しっかりマッサージやストレッチなど行い、筋力強化を指導してくれる場所を選びましょう。

 

よくある質問(Q&A)

よくある質問

足が痛いので病院へ行ったら変形性足関節症と診断されました。

解答

捻挫の後遺症や加齢によって、足関節の軟骨組織に変形があり痛みを引き起こします。

変形することが痛いのでなく、変形する過程において滑膜に炎症をきたすため痛みが引き起こします。これを滑液包炎と呼ばれています。

変形性足関節症はレベルにより手術も適応になりますが、まずは保存療法で行いましょう。病院では、注射など行い様子をみていきますが、それでは悪化するのを待つだけでなので、自分でもできることを行いましょう。

当整体院では来院と同時にセルフケア法も指導しています。興味のある方はこちらも参考にしてください。(足首のセルフケア法

変形性足関節症を回復させるには、3つのポイントがあります。一つ目は痛みの改善と、二つ目は動きの改善、3つ目は筋力の改善です。

適切なタイミングでアプローチをしていくことで、手術と言われた症状が手術しないで改善した例は多くあります。

 

足首で痛くなる部位はどこですか、内くるぶし下のあたりが痛いのですが?

解答

足首の痛み部位 足首の痛みがでる部位は色々あります。大きく分けて4部位で、前面・側面(内外)・後面です。

症状別に痛みを感じる部位がありますので、上記に記載している原因別の痛みを参考にしてください。

ここでは簡単にご説明をいたします。足首の前面が痛い場合はインピンジメント症候群が主な原因です。また、内くるぶし下の痛みは足首の回内足変位でプロネーション障害が考えらえます。

足首の後面が痛い場合は、アキレス腱炎も疑いますが後方インピンジメント症候群なども考えられます。

外くるぶしの痛みは、捻挫の後遺症によるものが考えらえます。簡単な目安のため、適切な医療機関で診断をうけてください。

 

原因不明と言われた足首の痛みには、どんな原因がありますか?

解答

病院で原因不明と診断された理由は、骨に異常が無いなどのレントゲンでの結果です。

動かしたり触れたりして、腱・靭帯などの損傷が無いかを確かめます。それでも原因がわからない場合は、生活の中で痛む動作や時間などから導き出しします。例えば、階段を上るときに痛いのか、降りるときに痛いのかで足首にかかる負担で判断する場合もあります。

当整体院での症例では、原因不明と言われて痛みが続くため不安になり相談に来られた方は、筋力低下による足首の痛みとわかりました。

わかった理由は、足首の動きには問題が無いのですが、片足でかかと上げをした際に強い痛みが「ズキン」と出ていたもで判明しました。

筋力低下で痛みが出る理由は、関節には圧を感じる受容器があり、荷重がかかった際に脳に伝えます。その圧が足首に過剰な負担の場合に、危険なので痛みとして脳に伝えます。

その機能は、関節を守る機能が働いているからと考えてください。正常な関節でも、無理に曲げられたりすると痛みが出るのと同じと考えてください。

関節が「これ以上の負担は危険」と感じたら脳に痛みとして伝えます。筋力低下を起こしている関節は、通常負担と感じない負担を過剰な負担と認識ます。

この場合の解決策は、筋力強化を行い関節に負担が加わっても大丈夫なくらい鍛えることです。

 

足首を鍛える運動にはどんな方法がありますか?

解答

かかと上げ運動 足首を鍛えるトレーニングには、かかと上げ運動が一般的です。最初は両側で行うのですが、慣れてきたら弱い方を集中的に鍛え、片足だけで踵上げ運動を行います。

私は、かかと上げ運動の専門の本を出版しています。私自身も踵上げ運動は日々の日課にしています。健康な方でも足腰は弱りますので、普段から踵上げ運動を行うと良いでしょう。

かかと上げの方法は、3つの段階で行います。1段階目はリズムカルに小刻みに踵を上げ下げを30回行います。2段階目はゆっくり大きく踵の上げ下げを10回行います。3段階目は踵を上げたまま10秒静止します。

この流れを1日1回行います。時間にして3分程度でしょう。大事なことは、継続することです。

 

今、通っているところで1年経っても良くならないのですが?

解答

先生に直接聞いても良いかと思います。「1年通っていますが、良くなるのでしょうか?」など、単刀直入に質問する方が良いです。

当整体院に通っている方で、こんな方がいました。

2年通っていて、痛みが改善しないためレントゲンを撮り、先生に診てもらぅたら、「悪化していますね。手術しましょう」と言われてびっくりしたと言っていました。

2年間通っていたのは、何だったのかと疑問に思い転院したと言っていました。

通院の目安は3週間を基準にしてください。3週間(1週間2回)通っても改善していないなら、転院を勇気をもって行いましょう。

 

足首の痛みが治らず悩んでいます。今の治療は超音波と温めとマッサージを少し行っています。これで治るようには思えないのですが?

解答

足首の痛みの原因がわかれば的確に答えられます。例えば、単なる筋力低下が原因であれば筋力強化が必要であり、炎症があるなら炎症を改善させるための治療をしなくてはいけません。

また、変形性足関節症であれば悪化(変形)を食い止める治療をしながら、筋力アップなど行うことが理想です。

慢性痛という病態がある場合は、慢性痛を改善させる治療が必要になります。

慢性痛とは、損傷を受けた場所に血管が増えると一緒に、神経線維も増えるメカニズムがあります。この増えた新生血管と神経線維が痛みを発生させます。この余計な血管(新生血管=モヤモヤ血管)は、自然と消滅するとも言われていますが、損傷を繰り返すとなかなか減らないです。

この慢性痛を改善させる方法は、痛む部位に負担をかけないように一定期間保護して、同時に血行促進の治療を行うことが適切です。

 

足首の痛みは偏平足が原因と言われて、足底板を作りましたが治りません。逆に歩くと痛く歩けないのですが?

解答

確かに偏平足の方は、足首の内側に痛みを引き起こすことが多く、痛むメカニズムとしては足首の回内足変位が原因です。

生まれつきの偏平足であれば問題ないのですが、成人型偏平足(後天性)では足裏の筋力低下が足アーチを低下させるので、足首の内側に痛みが起こります。(足首の外側にも痛みが起こる場合があります。)

この場合、病院では足底板を作成する場合が多く、1枚30,000円以上が多いようです。(保険がきくのでお金は一部返ってきます。)

当整体院に来られる方で、病院で作った足底板を見せてもらいましたが、硬く物が多く足裏の筋肉が弱った方には、刺激が強いのではないかと思います。

私も靴の中敷き(インソール)に細工をするときがありますが、とても柔らかい素材を使い行います。(施術料の範囲内で行います。)

逆に痛みが出る場合は、もしかしたら硬い足底板ではないかと思います。一度相談に来ていただければと思います。

 

足首の痛みが外反母趾が原因と言われました。外反母趾で足首が痛くなることはありますか?

解答

はい、あります。外反母趾で足首に痛みがでるメカニズムを説明します。

外反母趾の方は、つま先が外を向いて歩く癖があるので、足首が捻じれる力が加わります。歩くたびに足首にねじれのストレスが加わると、足首の関節部分で炎症が起こることで痛みが出ます。

また、外反母趾は偏平足も引き起こしているので、足首が内反足変位を起こしています。内反足変位は足首の内側に痛みが出やすいので、外反母趾でねじれのストレスと、偏平足で足首が内側に倒れるストレスで、足首に痛みがおこります。

 

足首の痛みに注射をしようか迷っています。注射は効きますか?

解答

足首の痛みに注射をする場合、痛みを無くすためにステロイドという薬が使われます。痛み炎症を抑えてくれる優れた薬ですが、頻繁に注射をすると組織が弱くなってしまい、炎症を起こしやすくなったり難治性に移行したりします。

ヒアルロン酸の注射を打つこともありますが、こちらはクッション材や滑走材のようなものでステロイドほど副作用はありませんが、効果もほぼ期待できません。

注射はやみくもに受けるのは良くありません。ステロイドの注射では1回目は効いたが2回目は効果が無いと言う方が多くいるようです。

 

足首の硬さに効果のあるストレッチを教えてください。

解答

足首の硬さには足首の背屈(屈曲)ストレッチと底屈(伸展)ストレッチとマッサージを組み合わせた方法が効果的です。

足首のマッサージを行います。4ポイントありますが、足首の前面と内側・後面は特に重要なため入念行ってください。

次に、ストレッチは自重を使い行うと楽にできます。足首の痛みが強い方は加減して行うようにしてください。まずは屈曲(曲げる)の動き、次に伸展(伸ばす)の動きです。時間は20秒~30秒を目安に行うと良いでしょう。

マッサージからストレッチの流れを1セットして、1日3セット行うと効果的です。

私がおすすめする足首のセルフケア法を参考にしてください。(下記参考)

足首マッサージ

足首のマッサージ

足首ストレッチ(屈曲)

足首を曲げる運動

足首ストレッチ(伸展)

足首を伸ばす運動

 

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他の記事は、足首のblogを参考にしてください。

 

監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

院長の書籍や雑誌掲載

 

 

さいたま中央フットケア整体院の紹介

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3つの強み

 

診療時間
9:00〜18:00
18:00〜21:00

火曜・金曜は夜間診療21:00まで可能
祝日は休診、完全予約制

信頼される理由【全国から来院】【口コミ評価4.6】【25年の臨床経験】

院長と美智子先生 〒338-0013
埼玉県さいたま市中央区鈴谷4-17-13
電話)048-789-7743
定休日:月・木・祝日
火・水・金・土・日:9:00~18:00
火・金は夜間営業18:00~21:00

 

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