股関節が歩くと痛い原因と治し方を解説|さいたま中央フットケア整体院
股関節が歩くと痛い原因と治し方を解説
歩いていると股関節の痛み歩けなくなることがありませんか、一度痛くなると、何をしてもすぐには痛みが引かないため困っている声を聞きます。
何か怖い病気ではないか、このまま歩けなくなるのかと心配でYahooの知恵袋などで相談したり、近隣の病院へ行ったりして解決しようとします。
痛みが引いたとしても、また股関節が痛くなるのではないかと、不安で暮らしている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、歩くと股関節が痛くなる原因や治し方を解説していきます。こんな方へおすすめの記事です。
歩くのが好きなのに、歩くと股関節が痛くなって歩けない。
旅行で歩いたら股関節が痛く、楽しめなかった。
ウォーキングをしていたら、股関節が痛くなり歩けない。
歩くとズキンと鋭い痛みが出たので心配で歩けない。
歩き方が悪いから股関節が痛くなると言われた。
目次
- >股関節が歩くと痛み引き起こす原因
・ 変形性股関節症・ 大腿骨頭壊死・ 単純性股関節炎・ その他- >歩くと痛い股関節の構造を知ろう!
- >歩くと股関節が痛い症状とは?
・ 股関節の急性痛と慢性痛・ 股関節の動きが悪くなる・ 股関節が痛く引きずって歩く- >股関節が痛くならない歩き方は?
・ 股関節が痛くならない歩幅・ 股関節が痛くならないスピード・ 股関節が痛い方は「杖」も有効- >歩くと股関節が痛くなる方がやってはいけないこと
・ 筋肉を付ける為に痛くても歩く・ 間違ったマッサージやストレッチをする・ 股関節に弱い病院や整体院に通う- >歩くと股関節が痛くなる方が自宅でケアする方法
・ 股関節のマッサージ法・ 股関節のストレッチ法・ 股関節の筋力強化法- >股関節の痛みを改善する整体法
- >まとめ
股関節が歩くと痛み引き起こす原因
股関節の痛みを引き起こす原因となる病気は色々ありますが、ここでは代表的な病気をご紹介します。
変形性股関節症
変形性股関節症は、自覚症状がある方で推定780万人いると言われています。X線(レントゲン)で疑いが確認されるもので、予備軍を入れると潜在的な患者数は2500万人と推定されています。女性に多い傾向にありますが、男性にも起こるため、油断が出来ません。
人工関節手術の件数では高齢化も進み、2017年には膝関節9万件、股関節6万件と増加しています。(※2020年2月6日記事:PRTIMESより)
原因には、先天性股関節脱臼(現在は発育性股関節形成不全)が基盤にあり、その他では、怪我などの後に起こることもあります。
大腿骨頭壊死
特発性大腿骨頭壊死とは、大腿骨頭のが壊死して急に痛みが発症します。
大腿骨頭が、血流不足で一部が無腐性壊死(骨が腐ったのでなく骨組織が壊死)にの状態です。
骨壊死があるだけでは痛みはなく、骨壊死の部分が潰れて痛みがでます。痛みが起こるのにはタイムラグ(時間差)があります。
骨壊死はあっても、壊死が小さい場合などでは痛みがない状態で生涯生活している場合があります。
詳しくは、特発性大腿骨頭壊死を参考にしてください。
単純性股関節炎
股関節の痛みの原因は関節炎がほとんどです。
股関節の急な痛みの原因には、関節炎(滑液包炎)がほとんどです。良く動いた後などに、股関節の軟骨が圧迫と摩擦ですり減ります。
すり減った軟骨が滑膜(関節包の内側の膜)などを刺激して炎症を引き起こして急な痛みを引き起こします。
その他では関節炎を引き起こす原因には、化膿性(細菌・ウイルス感染)や特発性大腿骨頭壊死、急速性破壊型股関節症などがあります。
このような場合は、まず病院へ行き検査が必要になるので、強い痛みや急な痛みが起きた時は、迷わず病院へ行き検査しましょう。
その他
化膿性関節炎とは
急性の感染性関節炎
健康な人にも発生することもある細菌による急性の感染性関節炎で、ほとんどが急性(急速)に起こります。急性の感染性関節炎は、関節軟骨が、数時間・数日に破壊され損傷することもあります。
原因としては、関節内注射で起こる場合や慢性疾患(糖尿病、全身性エリテマトーデスなど)、高齢、アルコール依存症、性感染症、関節リウマチ、変形性関節症、透析治療を受けている方などが挙げられます。
慢性の感染性関節炎
慢性の感染性関節炎は余り多くないのですが徐々に起こります。慢性の感染性関節炎の症例はごくわずかです。慢性の感染性関節炎は、 危険因子を持っている方多く発生します。
膝、肩、手首、股関節、肘、指に多く発生する関節炎です。侵される関節の数は1つで細菌、真菌、抗酸菌による感染が多く、稀に数個の関節に起こることもあります。
原因としては、関節リウマチ、HIV感染、免疫機能不全、人工関節を受けている方などが挙げられます。
急速性破壊型股関節症とは
股関節が1年以内に急激に破壊されていく状態です。1960年代前半にフランスを中心に報告が始まり、1970年に疾患概念が生まれ症候群と言われていました。今ではレントゲン像の経過(進行)を表す総称です。
特徴はには下記のことがあります。
- 1.約半年から1年で股関節の破壊が進行する。
- 2.強い疼痛が突然おこる。
- 3.関節の可動域(動き)は正常なことが多い。
- 4.60歳以上に多く高齢者で特に85歳以上では多くなる。
- 5.正常股関節より発症することが多い。
例えば、昨日まで元気に歩いていたのに急に歩けないほど痛みが股関節に現れる。痛い当初は検査(レントゲン)など行っても骨折などの異常がない場合が多いです。しかし、長く痛みが継続する場合は、再度レントゲンで検査してください。その時に、異常が見つかる場合もあります。現在ではMRIなど詳しく調べられるので初期の場合でも何か見つかる可能性もあります。また、特発性大腿骨頭壊死も関係している可能性もあるようです。
原因
- ・骨盤が後傾することで1点に負担がかかる。
- ・骨粗鬆症が起こっている。
- ・股関節内で微小な骨折がある。
- ・原因不明であるが破骨細胞が増えている。
その他の痛みで筋肉の痛みが原因
普段使わないため歩きすぎた日の夜、または翌日に痛みが強く起こる場合があります。筋肉の疲労蓄積(筋肉痛)などを疑っても良いかと思います。
この際は、股関節の奥の方が痛いと言うよりも、表面に近い筋肉の部分に痛みを感じています。「ここ」というよりも、「この辺」と特定できない場合が多いです。
特に痛みを感じやすい部分としては、太ももの横や前面、お尻の広範囲などが多いようです。
その他は腰から出る神経圧迫が痛みの原因
神経痛でも起こる股関節の痛みは、腰の痛みと関係しているため、腰痛が発生している場合が多いです。坐骨神経痛とも言われている症状ですが、この場合も痛み部位の特定は難しく、色々な部位が痛むと表現します。
神経痛は脚に向かう神経が、腰の部分で圧迫されることで、放散痛という痛みが太もも、ふくらはぎ、お尻・内股などが痛みます。
この痛みは、じっとしていても鈍痛が続くため、とても不快な痛みですが、炎症の痛みでない為、危険度は少ないです。当整体院でも腰の神経圧迫が改善されて股関節の痛みも軽減する方がいます。
歩くと痛い股関節の構造を知ろう!
股関節は体重を支える大切な関節です。
股関節は骨盤と下肢(脚)をつなぐジョイント部分で、肩関節と同じ球関節であるが違いは可動域の広さです。
肩関節は自由度が広いですが、股関節は体重を支える働きがあるため、可動域は肩関節ほどありません。
関節部分は、骨盤側では腸骨の寛骨臼と下肢(脚)の大腿骨頭の部分で構成されています。
寛骨臼の縁には神経が通う関節唇というゴムパッキンが存在して大腿骨頭を安定させる働きがあります。関節唇を痛めると関節唇損傷を起こします。
関節の内側、大腿骨頭の表面には骨を守るクッションの役割をする関節軟骨があります。変形性股関節症などではすり減り痛みを引き起こします。
関節覆うように関節包があり、安定させる働きや関節包の内側には滑膜が存在して、関節内部の栄養補給や新陳代謝などを促す滑液を満たしています。また潤滑液の役割もあり股関節のスムーズな滑走や、衝撃の吸収にも役立っています。加齢とともに滑液の分泌は減少して、色々な症状を引き起こします。
股関節は体重を支えるため、筋肉・靭帯でも頑丈に守られていています。
股関節の筋肉
股関節の靭帯
股関節の軟骨
歩くと股関節が痛い症状とは?
歩くと股関節に痛みとして、どんな症状が現れるのかをご説明します。
股関節の急性痛と慢性痛
痛みの種類として、大きく分けると急性痛と慢性痛にわけられます。
急性痛では関節炎などの炎症がある場合が多く、原因としては歩きすぎなどが考えられます。
慢性痛では炎症というよりも、股関節周辺の軟部組織の拘縮が考えられます。この場合は、運動不足などで動かさないことなでが考えられます。
股関節の動きが悪くなる
股関節が痛くなると、股関節の可動域(動き)が制限されます。
動かくす角度などにより痛みが出て、動かし始めや動かして戻す動きで痛みが現れます。
痛みとしてはピリッと強い痛みが一瞬ありますが、痛みは一瞬ですぐに痛みは消えます。
股関節が痛く引きずって歩く
股関節が痛くて足を引きずる痛みは、体重が股関節に加わったときに「ズキン」と起こることが多いです。
体重が股関節にかかると痛いので、体重のかけないように足を引きずって歩きます。
これを、跛行(はこう)と言います。脊柱管狭窄症などでおこる跛行を、間欠性跛行と呼んでいます。
股関節が痛くならない歩き方は?
股関節が痛くならない歩き方を、知っているだけで痛みを悪化させないメリットがある。
股関節が痛くならない歩幅
股関節が痛い方が、やってはいけない歩き方として大股歩きが挙げられます。
大股歩きは、歩く際の地面から衝撃が股関節に加わるため、痛みを引き起こす原因になります。
股関節が痛い方は、歩幅は狭くして歩くとことが大切です。歩幅が狭いと地面からの衝撃が弱く、痛みが起こりにくくなります。
股関節が痛くならないスピード
股関節が痛くなる方は、早歩きは禁止です。
よくメディアで、「早歩きは健康に良い」「早歩きは筋力強化につながる」など言われています。
しかし、それは健康な方に向けての発信であり、股関節が痛い方は逆に痛みを誘発してしまいます。
股関節が痛い方は、歩幅を狭くしてゆっくり歩くことで、股関節に負担がかからずに痛みが軽減します。
股関節が痛い方は「杖」も有効に使いこなそう!
股関節の痛みを予防するなどの道具として、杖はとても有効です。
「杖ははずかしい」「杖を使うと杖から離れられなくなる」「杖を使うと筋力が落ちる」など、誤った解釈がされています。
股関節に過剰な圧がかからないようにすることは、痛みを悪化させないためにも必要な事です。
杖は過剰な圧を減らす「減圧」効果があるので、毛嫌いをしないで痛い時や遠出をするときは杖を使いましょう。
詳しくは、「杖の正しい使い方」を参考にしてください。
歩くと股関節が痛くなる方がやってはいけないこと
歩くと股関節が痛くなる方がやってはいけないことがあります。良かれと思って頑張ってやったことが逆効果になる場合があるので注意しましょう。
筋肉を付ける為に痛くても歩く
歩かないと筋力が落ちるから頑張って、痛くても無理して歩く方がいます。
歩けば歩くほど痛くなり、最後は跛行(はこう)しなくては歩けないほど痛みが強くなります。
歩いても筋力が着くよりも、先に股関節に過剰な圧力が加わりい痛みが強くなるほうが早いです。
歩く前に股関節を柔らかくするセルフケアを、先に行うことをお勧めします。
間違ったマッサージやストレッチをする
現在はYouTubeや雑誌などで多くの情報が飛び交っています。
色々な方が色々なマッサージ法やストレッチ法を紹介をしています。
「ん?」という内容も中にはあるので、よく見極めて日ごろのセルフケアに取り入れてください。
股関節に弱い病院や整体院に通う
一般の方が整体や整骨院、病院は何でもできるかと思う方もいるかもしれませんが、実は得意分野や不得意な分野がることを知っていますか。
例えば、股関節の痛みを多く診て来ている経験豊富な先生のいるところに通院することが大切です。
股関節の痛みが不得意な場所に通うと、次第に悪化していく可能性があり、最終的には手術に移行する可能性があるので注意しましょう。
歩くと股関節が痛くなる方が自宅でケアする方法
股関節痛の痛み・動き・筋力の回復を目的としたセルフケア法をする理由は、素早く痛みを改善することと、再発を予防することです。マッサージとストレッチを組み合わせて骨盤の調整が効果的です。
痛み・動き・筋力の回復を目的としたセルフケア法
股関節の痛みを改善する整体法
このコースは、私自身が股関節を痛めた経験から考案した「股関節整体」です。体重を乗せるとズキンとして足を引きずり普通に歩けない、しゃがむのが辛い、寝ているときもズキズキして寝返りが痛いなど、同じような経験をした方も多いのではないでしょうか。
プロの視点から、何をすれば楽になるのか、何をすると悪化するのか試行錯誤しながら、自分の身体を使い研究しました。
研究した甲斐あって、効果が高い整体法や安全に行えるセルフケア法を見つけました。
この方法で多くの悩んでいる方が救われることを願います。
股関節痛の整体はマッサージやストレッチ・骨盤矯正をする。
股関節の筋肉をマッサージでほぐして緩める。
股関節の筋肉をストレッチで伸ばして緩める。
骨盤と腰椎下部を矯正をして調整する。
まとめ
急な痛み強い痛いの場合は、一度病院へ行きましょう。
突然強い痛みがでてくる場合は、ないがあるかわからない為、病院へまず行きましょう。ないも問題がなければ問題はないので気持ちも安心できます。
痛みの感覚も、危険な痛みの場合は「人間の本能」で、なにかヤバいことが股関節に起こっている感覚があります。例えば、軽い捻挫でも骨折していると、「なんかヤバい」と感じるもので、直感を信じて対応しましょう。
良く痛くなる、「いつもと同じような痛みだけど、今日は少し強みが強いかな」などの場合は、整体院などがおすすめなため、当整体院に御相談下さい。
最後に当整体院が行う「股関節の整体法」をご紹介します。
股関節のblog
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。
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