変形性股関節症とは、原因と症状、治療と予防|さいたま中央フットケア整体院
変形性股関節症とは、原因と症状、治療と予防
変形性股関節症は大腿骨(太ももの骨)と骨盤の寛骨臼で摩擦が起こり、軟骨が摩耗して磨り減り、関節包の内側の滑膜に炎症をおこして、痛みを発症させる病気です。
原因には色々あえいますが、骨盤の寛骨臼蓋の被りが浅く大腿骨の骨頭部の接続部分をカバーできずに、一部の箇所に負担がかかり発症することが日本では多いです。
変形性股関節症は、悪化させないことが重要です。ここでは、原因や症状の理解と、悪化させないために出来ることを解説していきます。
目次
- >変形性股関節症とは?
・ 変形性股関節症の進行は4段階に分けられる- >変形性股関節症の原因は?
・ 悪化(変形)するメカニズム- >変形性股関節症の症状
- >変形性股関節症の病院での治療は?
- >変形性股関節症の予防
・ 変形性股関節症でやってはいけない運動・ 変形性股関節症の方の注意したい日常生活・ 変形性股関節症は体重管理が重要性- >変形性股関節症の整体をご紹介
変形性股関節症とは?
変形性股関節症は、自覚症状がある方で推定780万人いると言われています。X線(レントゲン)で疑いが確認されるもので、予備軍を入れると潜在的な患者数は2500万人と推定されています。女性に多い傾向にありますが、男性にも起こるため、油断が出来ません。
人工関節手術の件数では高齢化も進み、2017年には膝関節9万件、股関節6万件と増加しています。(※2020年2月6日記事:PRTIMESより)
原因には、先天性股関節脱臼(現在は発育性股関節形成不全)が基盤にあり、その他では、怪我などの後に起こることもあります。
変形性股関節症は4段階に分けられる
変形性股関節症は、4段階で前股関節症、初期股関節症、進行期股関節症、末期股関節症に分けられます。
前股関節症
前股関節症、まだ、変形が明らかでないが、悪化するリスクが高い状態です。この時期に早くケアすれば、変形が食い止められます。
私が指導するセルフケアで十分に対応できます。
初期股関節症
初期股関節症、変形性と診断されるレベルで、軟骨がすり減り骨に問題を引き起こす状態で危険です。悪化を防ぐことがポイントです。
股関節の特化した整体とセルフケアで十分に対応できます。
進行期股関節症
進行期股関節症、骨にのう胞が形成されてしまい、骨の変形も進行して、骨棘が見られます。末期になる前に早く来てほしい状態です。
股関節の特化した整体とセルフケアで悪化防止をしましょう。
末期股関節症
末期股関節症、この状態は、足の長さが数センチ短くなり歩行で負担がかかります。骨の形も大きく変形して、関節の適合性も悪いです。
手術を視野に入れて、これ以上悪化しないようにしましょう。
末期の痛みの改善・動きの改善はある程度までは効果があるので、股関節温存メソッドを覚えて実践して頂ければ、悪化は遅らせられます。
手術をするとしても、股関節温存メソッドを行っておけば、経過良好の手助けにもなります。
変形性股関節症の悪化は、炎症を繰り返すことで起ります。遺伝も関係しているため、身近で同じような症状があったら放置しないで、早めのケアをお勧めしています。
変形性股関節症を引き起こす原因とは?
股関節の痛みを引き起こす原因となるものには色々あります。大きく分けると1次性と二次性があります。
ここでは代表的なものを解説して、原因や対処法などもご指導していきます。最後は当院での整体法などもご紹介しますので、最後までお読みください。
1次性とは、原因が明らかでなく体重増加・加齢・過度の負担(労働やスポーツ)でおこる関節軟骨のすり減りや変性を言います。
2次性とは、臼蓋の発育不全や怪我・関節リウマチ・感染症・骨頭壊死・ペルテス・関節唇損傷などに起因して発症するものを言います。
変形性股関節症が悪化するメカニズムは?
変形性股関節症が悪化する理由は【放置】という問題があります。
「私は放置なんかしていない病院へは行っている」と反論する方がいると思いますが、私が言う【放置】とは、適切なケアをしていないことを指しています。
適切なケアとは、3つの改善にアプローチしたケアのことで、①痛みの改善、②動き改善、③筋力の改善が目的となります。
なぜ、適切なケアが必要かと言うと、悪化を防がないと変形性股関節症は必ず悪化して、最終的に手術をしなくてはならなくなります。
悪化のメカニズムは、痛み(炎症)を繰り返すことで起こる!
発症の原因は一次性と二次性がありますが、股関節の変形が悪化する理由には、痛み(又は炎症)が繰り返されることで起こります。
痛み(炎症)が長期的に繰り返されることで、変形を引き起こす物質が発生します。関節を構成する滑液包や軟骨を変性させ骨の変形を引き起こします。
変形性股関節症を悪化させないためには、痛み(炎症)を繰り返させないように抑えることが大切なんです。
変形性股関節症の症状
変形性股関節症の症状は、足のつけ根やお尻などの張り感があり、歩き始めに股関節に痛みを感じる程度から始まります。特に階段の昇り降りの時に股関節に痛みを感じる方が多いようです。
進行すると歩かなくても痛むようになり、立ち上がりで足の付け根に痛みを感じるようになります。
足の爪切りがやりにくくなったり、靴下が履きにくくなったりと日常生活に支障が出てきます。比較的、正座は出来る方が多いようです。
症状とレントゲンでの進行度合いが比例しないことが多く、レントゲンで進行していても痛みや動きに、支障が出ていない場合もあります。
変形性股関節症の病院での治療は?
変形性股関節症の病院での治療には、保存療法と手術療法があります。
保存療法では、温熱療法と運動療法、薬物療法があります。慢性の痛みの対応として、温めて血行をよくし筋肉がほぐれると痛みをやわらぎます。
注意してほしいことは、変形性股関節症でも急性の強い痛みがあるときは、炎症を起こしているので温めることは控えてください。
手術療法では、人工置換手術が多く、年齢が若い時は骨切り術などで対応することが多いです。
最近では、再生医療が進んでいて、股関節にも対応している病院が増えているので、まだまだ高額(おおよそ100万~600万)ですが今後は来たできそうです。
変形性股関節症の予防
変形性股関節症の予防として、股関節に起こる負担を減らすことが最優先されますが、筋力強化なのどの負担に負けない股関節を作るのも大切です。
負担をかけないためには、深くしゃがむ姿勢を長時間行わない、痛い時は出かけない、進行している場合は杖を使う、ソファーや床に座らないなど工夫してください。
また変形性股関節症の方が、無理な運動をすると悪化するきっかけを、作ってしまいます。痛くなるような運動は控えるようにしましょう。
変形性股関節症の方は、体重のコントロールはとても重要なことで、3㎏増えることで痛みが増すことが多いので、体重は増やさないように注意しましょう。また。増えた方は減らすようにしましょう。
変形性股関節症の方がやってはいけない運動
ここで上げている「やってはいけない運動」は、私の経験と当院に来られる方々が、実際にやり続けて悪化した体験談を参考に上げています。
運動の導入はタイミングが大切で、優先順位は股関節を緩めて関節の動きが出てから行うことが大切です。
×お尻上げ運動
×開脚運動
×ひざ開閉運動
×足横上げ運動
×片足荷重①
ストレッチ
×片足荷重②
ヨガ
×片足荷重③
太極拳
×足開閉運動
マシン運動
変形性股関節症の方が注意したい日常生活
股関節の痛みが強い時には日常生活の動作にも注意して欲しいです。
ここに上げた動作は、痛みを増加させ悪化の原因になるため、注意していただければ悪化は防げます。
注意:座り方
注意:大股早歩き
注意:しゃがむ
注意:荷物持ち
注意:座り方
横座り
注意:寝方
痛い側下はダメ
注意:階段
過剰な衝撃
注意:胡坐
変形性股関節症の方は体重管理は重要
【注意】3㎏増えたら危険信号
荷重関節と言われている股関節は、体重の増加にとても影響されます。長年の経験から3㎏未満は黄色信号、3㎏以上の増加は赤信号です。
患者様の声「食事に気を付けたら。・・・・3㎏痩せたら痛みが無いです。」
股関節や膝関節、足関節の痛みも体重の増加には敏感に反応
股関節や膝関節、足関節の痛みも、体重の増加には敏感に反応します。物理的に体重が増えるということは、重さが増えて関節の骨と骨の隙間の軟骨を潰す作用が発生していくことが現実です。
関節に重さがかかり軟骨に圧力が加わった状態で動くことで、過剰な摩擦が起こるのは当たり前です。
過剰な摩擦は軟骨をすり減らし、すり減った軟骨のカスが滑膜(関節包の内側)を刺激して滑液包炎を発生させます。これが関節の痛みの原因です。(他にも原因はありますが)
「体重+動き=軟骨すり減り」
体重が増えた分、関節の圧力が増して、動きが増えて激しくなった分、軟骨がすり減るきっかけが増えるのです。
私は長く腰から下の痛み不調を見てきて、一つの答えを導き出しました。
それは、体重増加の痛み不調の分岐点です。〇㌔増加すると痛み違和感が発生するという事です。
変形性股関節の整体の紹介
変形性股関節は、痛み・動き・筋力の改善を目的とした整体で対応します。入念なカウンセリングからセルフケアの指導までの流れを、下記でご説明します。
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股関節の痛みを素早く改善するための整体法が特徴です。
マッサージとストレッチを組み合わせて、独自の調整法を交え痛みを早急に緩和させていきます。
股関節の筋肉のマッサージとストレッチと骨盤矯正が決め手!
股関節の筋肉をマッサージでほぐして緩める。
股関節の筋肉をストレッチで伸ばして緩める。
骨盤と腰椎下部を矯正をして調整する。
股関節に整体が必要な理由
当整体院は、すべて手技のみで行います。機械などでは行き届かない部分をアプローチすることで、微妙な調整が行えるので効果が実感できると思います。そして、整体で改善して自宅でセルフケアを行うことで、再発予防につながります。
股関節の整体コースのご案内
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。
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